NHKラジオ深夜便で加賀乙彦氏の話を聞く
今日の会社の帰り、家の近くのバス停で、バスの窓からぼやっと暗い空を見ていたら、何と雪が・・! 前に座っていたおじさんも「オオッ」と身を乗り出す。風に舞ったまさに花吹雪・・・・。今年の桜もそろそろおわりだな・・・・
昨日の会社の帰りの電車の中で、NHKラジオ深夜便の「希望ある未来を望み見るために 作家 加賀乙彦」を聞いた(2012/04/09~10放送)。そしてその話につい引き込まれてしまった。
加賀乙彦氏は、東大医学部から精神科医として東京拘置所に勤務。死刑囚と無期刑囚との違いなどを研究。死刑囚は、留学したフランス先も含めて同じような精神状態に陥る事が分かり、論文にまとめたという。
しかし、唯一その原則に乗らない死刑囚がいた。それが正田昭だという。慶大出のインテリで、有名な(?)“バー・メッカ殺人事件”での死刑囚だという。
この番組では、殺人事件そのものは話に出なかったが、死刑囚・正田昭から教えられたことなどを話されていた。そして正田昭が40歳の時に死刑執行。執行された時、加賀さんは、何と勿体ない・・と思われたとか。ちなみに、お二人は同じ年齢だったという。
実は、自分は加賀乙彦氏の本は読んだことが無く、氏の名前くらいしか知らなかった。しかし、この話を聞いて、興味が湧き、Netで色々と調べてしまった。
正田昭の「バー・メッカ殺人事件」についてもNetに詳しく載っている(ここなど)。
そして加賀さんの話は、宗教の話に飛ぶ。加賀さんはキリスト教の洗礼を受けたというが、仏教やイスラム教にも詳しい。もちろん氏は精神医学者という科学者。その科学者が宗教の“祈り”について論じる話に、つい引き込まれた・・・。
今日は、この放送の内容について述べるつもりはない。ただ、久しりに、聞き応えのある話を聞いたな・・・、と思った。
家に帰って、カミさんに「加賀乙彦の本は読んだことがあるか?」と聞いたら、前に凝ったことがあると言っていた。そうか・・・・(負けた!?)
これを機に、せめて話に出た「宣告」でも読んでみるか・・・・。
情報を仕入れるほど、“サンデー毎日”に読むべき本が積み上がってくる。それにしても家で本を読まなくなった。通勤時間帯では限度がある。そろそろ家で読書・・という時間も取ることにしようかな・・・。また一冊、積ん読が増えてしまった。
●メモ:カウント~280万
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