「健康になれる」思い込みも大事
今日は、昨日(ここ)の続きのような話・・・。
先日の日経新聞のコラム「抗加齢を学ぶ」にこんな記事があった。
「“健康になれる”思い込みも大事
年をとると思い込みが激しくなり、他人の意見をあまり聞かなくなる。頑固でどうしようもないと思われがちだが、これが老後のアンチエイジングの実践に役立つ。現役で働いている時は、独りよがりにならないようにいろいろな人の意見も聞いて行動するため、何かとストレスがたまる。上司に叱られたりチームワークが取れなくなったりすれば気分も落ち込む。
しかし、引退して自由な老後は、他人に迷惑さえかけなければ、気を使うことはもはや必要ではない。年をとると自分がいつも正しいと思い込んでいるため、他人のことなど気にもならない。マイペースでストレスのない生活ができるのだ。何事も一途に思い込んでいると願いがかなうことも多い。
このような思い込みだけで病気が予防でき、元気になれる。医学的には関係なさそうなことでも、これが自分の健康法だと思い込んでいれば健康になれる場合もある。食事、趣味、運動、旅行など、何でもいいので「これをすれば健康で長生きできる」という思い込みをして、独自の健康法を実践してほしい。これこそ高齢者にのみできるアンチエイジング法だ。(京都府立医科大学学長 吉川敏一)」(2012/01/27付「日経新聞」夕刊p7より)
“ガンコ親父”を、こうも率直に認めてくれるとは・・・・。
なるほど・・・。確かに年寄りは思い込みが激しく、人の言うことを聞かない。それは、他人の言うことを聞く必要がない日常生活から来ていたのだ・・・・。
振り返ってみると、自分はまだ、ガンコ親父の域までは達していない(・・・と思う)。まだ半分サラリーマンなので、そこまでは達していないのかも・・・。でもホントウに引退した場合には、他に気を使う必要は無い。でも、カミさんにだけは気を遣う??
話は戻るが、“思い込みの健康法”という言葉を聞いて、自分の祖母を思い出した。明治27年生まれだった祖母は、自分が結婚した年に亡くなった。その祖母は、毎朝、梅干しに砂糖をかけて食べるのが日課だった。長生きの秘訣だと、友人や息子や娘の家に行っても、それだけは欠かさなかったという。その御利益か、または心経を写経していた御利益かは分からないが、芝居を見に行った時に脳溢血で亡くなった。82歳の死は、ある意味理想的な死・・・。(もっともウチは、親父がマージャンをしながら亡くなったりしているので(ここ)、自分も何か楽しい趣味をしながら・・・と期待しているのだが・・!?)
それで・・・自分の“思い込みの健康法”は??
最近、自分がよく口にしているのが「こんな美味いものを食っていて、病気になるはずはない」。これは、“(この世には)こんなに美味いものが沢山あるので、勿体なくて簡単には死ねないぞ・・”がホンネかも・・・。(←なおこれは、多分にカミさんへの“ゴマすり”も含んでいるので、念のため・・)
もう一つあった。「人間ドックには行かない!」。気の弱い自分の場合、病気が見つかるとそれに囚われて病状がかえって悪化することが確実なため、病気に対しては「見ざる・聞かざる・言わざる」。(トホホ・・・)
「病は気から」。せっかく頂いた命。自分の健康を“思い込み”ましょう~~。
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