ラジオ深夜便「食べることは生きること~料理研究家・城戸崎愛」
NHKラジオ深夜便「人生“私”流~食べることは生きること 料理研究家 城戸崎愛」(2012/01/28・29放送)を聞いた。87歳とは思えないハツラツとした声。シルバー族の(失礼!)生き方の模範の姿があるように思いつつ、この番組を聞いた。先ずはこの声を聞いてみよう。
<「ラジオ深夜便」より 料理研究家・城戸崎愛>
気になった言葉をメモしてみると・・・
「城戸崎愛は結核が治った29歳のときに、12歳年上の夫と見合い結婚。貧しい栄養不足から結核になったことで、食事の重要性を認識。新婚当時の30歳台でガン。寝ていながら、このまま死んだら、私は何のために生きていたのか、何も残らない・・・と思った。何か残して生きている証を残さなければ、と思ったとき、子供もいないので料理しかなかった。
料理を教えたのは、その病院の女医さんがスタート。当時は珍しかったフレンチトーストとか・・・
・・・・
ある程度、一生懸命生きていたのだから、そんなに悪い事が起こるはずがない、と思い込む事にしている。そうでないと自分の生きてきた事に対して悲しい。
・・・・ 85歳を機に体力が下り坂。それは自然現象だから、上手に受け止めながら、誤魔化しながら生きていかないといけない。動けないなら動けないなりに、楽しい事を見付けて、自然体で、頑張らないで、気楽に残りを生きた方が良いという域に達した。自分の出来ることで楽しみは何か・・と探して、一人遊びが出来るように。
夫に先立たれて一人になった時、暗く考えると悲しい。明日はこの楽しみをやろうとして寝る。楽しみを自分の中で見付ける。
便利な電話で、友達と話しているとうっぷんが晴れる。会話は大事。本を読むときも音読が好き。
キムタクが好きで、写真は3000枚にもなった。昨年までライブに行った。
・・・
福沢諭吉の「心訓」(ここ)とともに「今日も生涯の一日なり」という言葉が好き。今日も無事に生きていて良かったな・・と。当たり前の今日が過ごせたことに感謝をし、明日が迎えられることに感謝をする。
・・・・
さっきも言ったが、ある程度のことを一生懸命して過ごしてきたので、そんなに悪い結果が出るはずがない、と、自分がやってきたことを悪く取らないで、絶対に何とかうまく行くはずだ、と思い込む。
“一日に一度、必ず感動しろ”と言われたことがあるが、これも大事。・・・」
それにしても、「85歳から下り坂になった」と話す城戸崎さん・・。これは “老化のスタートが85歳”とも聞こえるお話。自分より20数歳年長の人がこんな姿勢だと、今の自分は何なんだ!・・とも思う。まだまだ自分は青い!?
しかしこの話には、「医食同源」と「病気は気から」、そして現実を素直に受け入れる姿勢が見て取れ、ナールほど・・・・
この方のエネルギーの源泉は「ミーハー」かな?・・・
結局、物事に興味を持つこと、感情の起伏を大事にすること、つまりは、いつまでも人間らしく生きることこそが、人生を楽しむ秘訣かも・・・
今日は、大先輩の軽口(?)を感心して聞いた・・・・。
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コメント
毎朝、NHKラジオ深夜便「明日への言葉」を録音し、努めて聞いている者です。同番組紹介に関するブログ(2つ)の存在に気がつきました。ご紹介します。
http://asuhenokotoba.blogspot.jp/
http://www.owlnet.jp/cgi/amazon2/amazon_products_feed.cgi
【エムズの片割れより】
情報ありがとうございます。自分は録音mp3を全て保管していますが、番組を文字にされている方がおられるのですね。参考になります。
投稿: かうかう | 2014年9月20日 (土) 17:34