「同窓会」の不思議・・・・
学校の同窓会は良くあるが、会社のかつての仲間との同窓会は、何と呼ぶのだろう?やはり「同窓会」!?
先日、入社当時の昔の仲間の一人(といっても年賀状のやりとりしかないが・・)から、ハガキが届いた。横浜で忘年会を開くという。「一度だけでも参加いただければと思い、遠方の方々にも声を掛けさせてもらいました」とある。
どんな切り口の会か分からない。会社の同僚のツテを頼って確認したら、まさに自分の入社した頃の時代の仲間だという。もしかすると、40年前の同僚と会えるかも知れない・・と思い、出席してみることにした。その後の正式の案内状によると、10数名の参加だという。それが昨夜(2011年11月30日)あった。
関内の駅で待ち合わせ。駅に着くと、見かけた顔が二つ位。それ以外は知らない顔・・・
やおら女性から「**さん、私のこと覚えている?」と言われた・・・。「どなたでしたっけ?」「**よ・・・」「**さん??エーと、いつ頃一緒だったっけ?」「昭和45~6年・・」「ん・・・・?」
聞くと、自分が入社した当時、庶務をしていた人で、自分が入ってから、1年チョット経った頃に退社したという。自分も段々と当時の顔を思い出した・・・。
しかし、顔も名前も知らない人が多い・・・。
後で聞くと、この会は、自分の入った工場の前の工場関係の人もいるという。つまり、自分の入社した部所は、その2年前に川崎の工場から部隊が移動してきたもの。その川崎時代にいた人も参加しているという。自分が知らないのも当然・・・・
それに平成元年に退社して故郷の九州・久留米に戻ったという先輩が来ていたのにはビックリ。この会のために九州から出て来たのだという。
でも女性4名を含む総勢13人。親しげに話が弾む・・・・
後半に自己紹介の時間があった。ある女性は「私が入社したのは、昭和33年・・・」。これにはビックリ。よくもまあ、今まで連絡がつながっていたものだと・・・。
ほとんどの人が、60歳代後半から70歳代。何と自分が一番の若輩だったのだ。
話は変わるが、同じく、先週末に高校時代の同窓会が銀座であった。昨年に続く2度目だったが、同じクラスだった人以外は、まだ名前が分からない。
それで小さい声で、隣にいた昔の同級生に聞いた。「おい!あっちのスミから、順番に名前を教えろ。毎年出ているんだろう?」と・・・・
その返事を聞いてビックリ。「実はオレも知らないんだ・・・・」(後で調べて教えてくれたので、冗談だったのかも知れないが・・)
どうも同窓会というのは「知らない人通しが、あたかも前から知っていたかのように親しげに話をする会」のようだ。
それにしても、後期高齢者に近付くに連れて、同窓会活動は活発になり、40年経っても、ちょっとした縁を頼りに皆が集う・・・。これは大変なこと・・・・。良く住所などが分かっていたものだ・・。これも年賀状の効能かも??
それともう一つの発見。ウワサには聞いていたが、Kさんの元気なこと!!Kさんは自分が入社した時の直属上司。自分より一回り上なので、今76歳だという。その人が元気なこと!!
大きな声では言えないが、この人は定年までとうとう平社員のままで、役職に就けなかった人。その人が、全員の肩書きが取れた途端、人一倍元気!!フリーになったとたん、従来の元気さを持続している。カラオケの大御所とか・・・
自分は冷やかした・・。「Kさんは会社時代にパワーを出し惜しんだので、トシを取ってもパワーが残っているのでは?」。すると「その通り!」と笑っていた。
還暦を過ぎた、主に後期高齢者の人たちの同窓会。もちろん元気な人だけが出てくる会だが、帰りの電車で、その意味を色々と考えてしまった。
カミさんが言うように「声が掛かっている時がハナ・・・。切るのはいつでも出来るので、声が掛かった時は積極的に出ていったら?」は正解かもね・・・・
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