年賀状書きと悪筆
広辞苑で「悪筆」を引くと・・・・
“あく‐ひつ【悪筆】 へたな文字。字のまずいこと。「生来の―」”
とある。
そうなのだ。自分はまさに「生来の悪筆」。そして、その“事実”を容赦なく自分に突きつけてくるのが、年末の年賀状書きなのだ。
昨日、ずっとカミさんから煽られていた賀状書きを、やっとの思いで終えた。まあ毎年こんなものだ。でもまだ、元旦配達には間に合うだろう。
ところで、メールの時代になって何年くらい経っただろう。ちょっと調べてみたら、「一太郎」の1991年という古いファイルが見つかった。つまり20年程前から、肉筆からパソコンに変わって行ったようだ。
思い出すと、最初は「一太郎」と「1-2-3」の時代だった。それなのに、会社が「Word」と「Excel」を使うことに決めたため、泣く泣く自分も変えた・・・。今考えると、会社のその選択は正しかったが・・・・
話を戻すと、その20年前、自分の悪筆を読まなくて済む事で喜んだ人が、どれほど居たか・・・。想像に難くない。
それ以来、ホントウに肉筆で書かなくなった。そして唯一、ペンが必要な時が、年賀状の季節・・・というワケ。
誰も同じだと思うが、年賀状は、だいたいにして印刷された文は読まないもの。そして手書きの部分だけ読む。よって自分も、何とか“ちょこっと”だけでも手書きの一文を入れるようにしている。
しかしこれが難物なのだ。小さく、草書のように崩れてしまう自分の字。もちろん草書でも何でもない。文字が勝手に崩れてしまうのだ・・・・。後で見ると、自分でも何が書いてあるか読めない・・・・。(トホホ・・・)
理屈で考えると、こんな悪筆の文字を読まされる相手が迷惑なので、手書きを止めてしまえば良いのだが・・・。でも・・・ネ。
でもウチのカミさんなど、自分と正反対に手紙を良く書いている。この時代なのに・・・。
それに引き替え自分は、自分の予定表以外は、ホントウに書かなくなった手書きの文字。
毎年イヤーな気分になる“イヤミ”の年末もどんどん過ぎて行く。悪かった今年もあと1週間か・・・・・
来年こそは、何か良いことがあると思いたいもの・・・・。
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コメント
悪筆といえば私の方が大分先輩なので一言・・・。
今から60年まえ、毛筆の履歴書が下手で就職に失敗、34年間の現職も起案書が汚くてどれだけ損をしたことか。ちょうど定年退職の頃、ワープロが始まりました。
最初はNECのPC8801でユーカラを使いました。
おかげさまで、第二の職場は人々にさきがけてワープロを活用し、無事に煩雑な仕事をこなすことが出来ました。
以来、私文書もワープロで気の引ける思いをしていますが、重要な手紙は何度も推敲を重ね、正しく意思疎通ができました。
最後に年賀状ですが、例文の下に余白をつくり、8ポイントで添え書きを個々に打っています。
大変気が引けますが、IT 爺の根性を貫くつもりでいます。
【エムズの片割れより】
毛筆など、それこそ“想定外”。既に小学校時に筆を折りました。
賀状のワープロによる添え書きですか・・・。それも“有り”ですね。
投稿: toriaezu3965 | 2011年12月27日 (火) 09:35