トワ・エ・モアとさだまさしの「旅人よ」
毎日録音して聞いている番組に、NHK FMの「にっぽんのうた 世界の歌」という番組がある。この番組では、毎週同じ歌を色々な歌手で放送している。先日、加山雄三の「旅人よ」が放送された。この歌は当サイトでも前に取り上げた(ここ)が、先日、放送されたトワ・エ・モアとさだまさしがカバーした「旅人よ」がなかなかと良かった。ちょっと聞いてみよう。
<トワ・エ・モアの「旅人よ」>
<さだまさしの「旅人よ」>
「旅人よ」
作詞:岩谷時子
作曲:弾 厚作
風にふるえる 緑の草原
たどる瞳かがやく 若き旅人よ
おききはるかな 空に鐘がなる
遠いふるさとにいる 母の歌に似て
やがて冬がつめたい 雪をはこぶだろう
君の若い足あと
胸に燃える恋も 埋めて
草は枯れても いのち果てるまで
君よ夢を心に 若き旅人よ
赤い雲ゆく 夕陽の草原
たどる心やさしい 若き旅人よ
ごらんはるかな 空を鳥がゆく
遠いふるさとにきく 雲の歌に似て
やがて深いしじまが 星をかざるだろう
君のあつい想い出
胸にうるむ夢を埋めて
時はゆくとも いのち果てるまで
君よ夢を心に 若き旅人よ
ム・・・・
当サイトでも、他の歌手がカバーした曲を色々紹介しているが、カバーによって息を吹き返した歌で、まず頭に浮かぶのが、チェウニが歌った西島三重子の「池上線」(ここ)。
これは良かった。古いところでは、ブルー・コメッツの「すみれ色の涙」を岩崎宏美がカバーしたもの(ここ)。
懐かしのメロディーでは、男性的な声で有名な伊藤久男の「イオマンテの夜」を、何と女性歌手・岩本公水がカバーした歌もあった(ここ)。
オリジナルの歌手が、レコード会社を変えた事で再録音したものもある。これで素晴らしい録音になったものに、石川さゆりがある。コロムビアからテイチクに移って再録した一連の録音は、アレンジも素晴らしく、直ぐにCDを買ったものだった(ここ)。
時代に取り残された(?)我々シルバー族は、良く聞く歌の中で、新しい歌が増えなくなって久しい。つまり演歌も含めて、色々と発売されている歌の新譜群が、自分にフィットしないため、新しく聞く歌が増えないのだ。
自分の場合、歌(音源)集めの基準は「録音が違う歌は、別の歌」。つまり、同じ歌手の歌でも、録音や編曲が違うと別の歌と位置付けて集めている。
そんな中で、オリジナル歌手の新編曲や新録音も楽しみだが、このように、別の歌手がカバーして生き返った歌の音源集めも楽しみ・・・。でも、カバーされた歌で、自分にフィットするのは、1割にも満たない。つまりそれだけ、オリジナル歌手の印象が強く、それを超えられないということ・・。
最近ふと思う。一生懸命集めている音源。それをいったい“いつ聞く”の??
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コメント
なつかしい歌で よく歌ってました。
たしか コカコーラの宣伝でも うたわれてたんじゃないかなぁ
あのときの加山雄三は かっこよかったですね。
でも さだまさしの「旅人よ」も 哀愁が感じられる いい歌い方ですね
【エムズの片割れより】
もう45年も前の歌ですね。四半世紀どころか、半世紀も前の歌・・・。
それを聞いていた我々は、やはり昔の人間・・・!?
投稿: 同世代 | 2011年12月 7日 (水) 22:05