来日のブータン国王の被災地小学校での「龍のはなし」
今朝新聞を読んでいたら、こんな投書が目に留まった。曰く・・・
「国王夫妻の言行の全てに感動
千葉県我孫子市 無職(60)
「最大幸福国」ブータンから国王夫妻が来日し、日本中が熱狂した。帰国後のいまも、まだテレビの情報番組で取り上げられているほどだ。外国要人に対するこれほどの歓迎ぶりは、英国の故ダイアナ皇太子妃の来日以来ではないか。ブータン旅行の問い合わせも来日前の倍増の勢いらしい。日本人がそれほど夫妻の言葉・祈り・振る舞いに感動したということだろう。
国会演説、宴でのあいさつ、同国の高僧を伴った被災地での祈りの姿、近代化と伝統が同居する京都の姿を見習いたいという態度……。私自身、その全てに心を揺さぶられた。中でも、福島の子どもたちに「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとり経験を積むほど竜は大きく強くなります」と話しかけたことには感動した。この意味深い言葉を子どもたちが理解してくれることを願う。」(2011/11/27付「朝日新聞」「声」p10より)
この福島の子供たちへの話について、Netで検索してみるとこんな動画が見つかった。この動画は素人によるものらしく、非常に見づらいが、何とか分かる・・・。
通訳の言葉をメモにしてみると・・・
「龍は水を飲むでしょうか?
せっかく龍の口から出している火を消されてしまうと思いませんか?
龍は自分の体験の上に存在している。
なぜかというと私たちの中に、一人ひとりの中に龍は存在している。
私はブータンの子供達に龍の話をすると同時に、自分の龍を養いなさい、鍛錬しなさいということを言っています。
ですから私たちの一人ひとりの中に、人格という龍が存在するのです。
そして年を取るほどその経験と龍が大きく大きくなっていくのです。そして強くなっていくのです。そして何よりも大切なことは自分の感情などをコントロールしなければならない。自分の湧いてくるものを常にコントロールすることが大切なのです。
本当はその他にも話したいことはいっぱいあるが、日本語が出来ないので、次は私も日本語を勉強してきて、直接もっともっと皆さんに話すことが出来るだろうと思います。」
訳の可否は別にして、なかなか意味深の言葉である。
確かに誰の心にも、人格という“龍”が住んでいる。それは制御が非常に難しい魔物・・・。しかしそれは「体験」によって鍛錬することが出来、コントロールすることが出来る、という。なるほど・・・。
・・・とすると、我々シルバー世代にもなると、それは完全に制御可能なはず・・・!?
年寄りには、何とも甘酸っぱい言葉ではある。
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コメント
いい話ですね。
投稿: たかはし | 2011年11月28日 (月) 08:38