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2011年9月20日 (火)

「おしゃれ、高齢者にも大事」

先日の「日経新聞」の「今どき健康学」にこんな話題が・・・。曰く・・

おしゃれ、高齢者にも大事
 ロンドン・オリンピックの出場権を獲得した女子サッカーの「なでしこジャパン」が、国民栄言賞をもらったとき、副賞に広島県熊野(広島市の近郊)でつくられた化粧筆が贈られた。私は健康の面から(特に女性の)、これは非常によいことだと思っている。
 というのも、前回この欄で書いたことだが、化粧は、「自分はどう見られているか」という他の人の目を意識することによって知らず知らずのうちにコミュニケーションをとっており、健康にとってよいと考えるからである。現実に、主に認知症になった高齢者を対象にした「化粧療法」が古くから行われている。
 「健康」とは何だろうと考えた場合、単に病気になっていない、体にけがや障害がない、というだけではない。「何事も前向きに考えよう」「積極的に生きよう」というこころの問題も大きい。自分を装う(化粧する)ことは、心の健康を伸ばす手立てにもなる。
 とはいえ、高齢者が若い人と同じ化粧法ではダメだ。時々、妙に若々しい化粧をした高齢者を街で見かけるが、これでは逆効果ではないかと思うことがある。年相応の化粧法があるはずだ。
 人間の五感のうちで見る、すなわち視覚情報が重要であることは論を待たない。化粧をはじめとする、自分を装うことでは視覚を大切にすることが欠かせない。
 視覚で重要なことは色彩を考えること。色はその時の自分の感情などを表す大切なものだが、同時に自分の気持ちを他の人に伝えるものでもある。色はメッセージ性をもっているし、その意味では大切なコミュニケーション手段である。特に高齢者は心の健康の維持
・増進のためにも、化粧や服装の配色に気をつかった方がよい。
 日本応用老年学会などが編さんした「高齢社会の生・活(いき・いき)事典」によれば、赤は「やる気や元気の出る興奮色。人目につきやすい」、だいたい色は「親しみやすさ明るさのアピール」などの意味がある、という。
 ところで、色に関しては肌の色などに合わせて、自分固有の色を待った方がよいという意見もある。その色を化粧や服などに取り入れるとおしゃれをしているというのだ。ある意味納得できることだ。(江戸川大学教授 中村雅美)」(2011/09/18付「日経新聞」p10より)

この記事で、“「健康」とは何だろうと考えた場合、単に病気になっていない、体にけがや障害がない、というだけではない。「何事も前向きに考えよう」「積極的に生きよう」というこころの問題も大きい。”という指摘は面白い。
それを真似て、自分なりに「健康」を定義すると、「“生きること”以外のことに興味を持って時間を費やせる状態」かも・・・
つまり趣味に時間を費やしている状態も健康だし、もちろん化粧に時間を費やしている状態も健康では?? 一方、不健康な状態は、幾ら体に問題が無くても、自分の体の不調を常に気にしている状態や、なってもいない病気が気になって仕方が無い・・・。そんな状態は健康とは言えないのだろう。
そう考えると、自分の日常の生活で、いかに不健康な状態が多いことか・・・。そして、いかに不健康な状態を自分自身で作り出しているかに、ドキッとする。例えば、今夜もまた寝付かれないのではないか・・。外出先で腹痛になったら・・・・。***となったらどうしよう・・・・。幾らでもある。それらは、自分自身で作り出している杞憂に過ぎないのだが、でも結局、その自意識につぶされてしまう。
ここで言う「健康な状態」とは、意外と難しいことなのかも知れない・・・。

実は、明日から3日間ほど、広島、山口に小旅行に出掛ける。さっきその準備をしながらいつもの光景・・・。つまり、「明日は何を着てゆく?」「暑いかな?半袖で良いかな?」…等々。つまり“おしゃれ”ナンテいうレベルではなく、「よそゆき」の服が見つからない・・。原因は単純。日頃“おしゃれ”をしていないから。“おしゃれ”という言葉に無縁だから・・・。
その点、女性はたいしたものだ。常におしゃれに気を遣っているので、出掛ける時には、むしろ、どれにしようかと迷うほど・・・

まあカミさんの付き合いとは言え、小旅行に出掛ける気になるだけ、我が家はまだまだ「健康」なのかも知れないな・・・・
(というワケで、3~4日、当blogもサボりま~す)

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コメント

我々の年代で、男性でおしゃれを楽しむということは、考えてもいなかった。会社人間で、出張に相手先に不快感を与えないようにという程度で身なり・服装を考えているくらいであったように思います。定年後、自分なりの服装という事で、ベストを集め始め、終には自分で裁縫をして作ったりもしました。そして、普段用・余所行き用を10着ぐらい持つようになりました。人がほしいというとすぐ上げてしまうので、よいものは残らないようで、やはりおしゃれには本当に無縁な人間だなあ、つくずくと思っていますよ。

【エムズの片割れより】
ホホホ・・・。自分と同じようで・・・。そんな話を聞くとホッとします。サラリーマンは、そんなもんですよね。もっとも自分の場合は、これからも“そんなもの”で終わってしまいそうですが・・・

投稿: 中野 勝 | 2011年9月21日 (水) 21:37

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