香西かおりの「あゝ人恋し」
今日は、久しぶりで良い音で歌を聞いてみたくなった。それで、香西かおりの「あゝ人恋し」を聞いてみる。
何度も書いているが、自分は良い音で歌謡曲を聞くのが趣味。この「あゝ人恋し」も録音が素晴らしい。
<香西かおりの「あゝ人恋し」>
「あゝ人恋し」
作詞:市川睦月
作曲:玉置浩二こんな夕暮れは いつも思い出す
さざんかの咲く道で
独りで遊んだあの頃を
赤い夕日の 鏡の中に
こぼれて落ちる 月日の破片
誰かいて欲しい 背中抱いて欲しい
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋しこんな夜更けには 振り返ってしまう
足音を引きずって
あいつが帰ってくるようで
外は木枯らし 暗い夜空に
にじんで消えた 男と女
誰かいて欲しい 夢をわけて欲しい
人はめぐり逢い いつか別れても
こんな夜更けは あゝ人恋し誰かいて欲しい 背中抱いて欲しい
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋し
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋し
この歌は、1993年3月17日に発売された「無言坂」のいわゆるB面に収録されていた。「無言坂」はこの年(1993年)の第35回日本レコード大賞を受賞し、NHK紅白歌合戦でも計5回歌われたという。でもこの“B面”はあまり目立たない。しかし、自分は好き・・・
何よりも、香西かおりの歌は、あまり演歌っぽくない。「流恋草(1991年3月)」「花挽歌(1992年7月)」「無言坂(1993年3月)」「ごむたいな(1995年8月)」と、どれも新鮮な歌の世界を聞かせてくれた。でももう20年近く前になる。
歌謡曲は、編曲で大きく“変身”する。ついでに「すき(1997年2月)」のB面に収録されていた、同じ「あゝ人恋し」のアコースティック・バージョンを聞いてみよう。同じ川村栄二による編曲である。同じ楽曲、同じ編曲者でも、歯切れ良いドラムスが無くなり、こう変身する・・
<香西かおりの「あゝ人恋し(アコースティックVer)」>
最近は、こんな“自分にピッタリ”くる歌が少ない。でも香西かおりのこれら初期の歌は、いつまで経っても素晴らしい録音で、自分にとって“宝”である。
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コメント
田端義夫氏の『故郷の燈台』を香西かおりさんが歌っている、よろしかったら・・・!
【エムズの片割れより】
Youtubeで聞きました。
初めて聞いた歌でした。
投稿: 高橋晃清 | 2016年1月20日 (水) 23:09