フジテレビのドラマ「それでも、生きてゆく」
最近、カミさんから強制的に見せられているテレビドラマがある。フジテレビの「それでも、生きてゆく」(ここ)というドラマ。(毎週(木)22:00~)
先週、2回目が放送されたところ。7月7日から始まって、9月までの放送予定らしい。
Wikiによると、あらすじは・・・「1996年夏、深見洋貴の妹・亜季(7歳)が洋貴の友人である少年Aこと三崎文哉によって殺害された。この事件によって深見家は家庭崩壊し、洋貴は父とともに釣り船屋で働いて過ごしていた。
一方、少年Aの家族は密告者からの嫌がらせをいたるところで受け、そのたびに引っ越しを繰り返していた。父親は子供のために母と離婚し、子供に母親の姓を名乗らせるなど対応していた。
そして、2011年夏。洋貴の前に一人の女性が現れる。その女性こそ、少年Aの妹、双葉だった。双葉のことを知らなかった洋貴は初め、「自殺志願者」と感じ、自分の境遇・殺害された妹のことを話そうとするのだが…。」
幼い妹を友人に殺された深見洋貴の前に、15年後、犯人の妹が現れる。被害者の夫婦は離婚し、家庭は崩壊。加害者の家庭も人目を避けてひっそりと暮らしていた。そこには加害者本人の姿はない。どちらの家庭も、大きな負の遺産を引きずり、重い毎日を過ごしている。そこでの被害者と加害者の妹との出会い・・・
テーマが、殺人事件を引き起こした加害者家族と被害者家族だけに、何とも重たい。しかし、その環境の中をけなげに生きてゆく加害者の妹を演じている満島ひかるさんの演技が 際立っている。自分の人生を兄の事件のためにメチャクチャにされていながら、でも兄を慕っている妹。拠り所のない不安定な(加害者の妹という)存在を、実に見事に演じている。
実は自分は、“満島ひかる”という名前を今Netでしらべて初めて知った。沖縄出身の25歳。でも既に数々の賞を取っている大女優らしい。
このドラマ。カミさんが言うには、脇役が大物揃いという。確かに、柄本明、風吹ジュン、時任三郎、大竹しのぶなどスゴイ・・・。それだけ、フジとして力が入っている証拠・・・・?
フジテレビのドラマは、当サイトでも「風のガーデン」「不毛地帯」などを取り上げたことがある。そういえば、前に「もう一度見たい20世紀の名作ドラマ」ベスト10」という記事を書いたことがある(ここ)。それによると、1位から3位までフジテレビだった。つまりフジテレビのテレビドラマは優秀・・・、ということ??
そのベスト10で、断トツの1位が「北の国から」だった。これは昔、自分もレンタルビデオで全編見たことがある。それが、BSフジで、今晩から再放送する(ここ)という。(2011年7月18日から毎(月)22:00~22:55 全24話)
この「それでも、生きてゆく」というドラマ。テーマが重いので、「北の国より」のように“もう一度みたい”と思うかどうかは分からないが、じっくりと見ている番組ではある。
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