音羽ゆりかご会の「カラスの赤ちゃん」
今日は、五月五日のこどもの日。それで童謡を聴いてみよう。音羽ゆりかご会の「カラスの赤ちゃん」である。
自分が童謡をレコードで聴くようになったのは、自分が小学校の5~6年の頃(昭和33年頃)だったと思う。前にも書いたことがあるが、親父の弟(叔父)が電気会社に入り、その会社のラジオを社員売りで買って貰った。昔の真空管式のラジオである。そのラジオにプラスチック製のプレヤーをつないでレコードを聴く・・・。
親父が最初に買って来たレコードが、童謡のSP盤だった。「お猿のかごや」「十五夜お月さん」・・・・。
まあそれ以来の歴史があるわけだが、ここ10数年、mp3でもせっせと童謡の音源を集めている。さっき数えたら1400余曲。
思い込みの強い自分なので、取っておく音源には強い傾向がある。つまり、歌い手で好き嫌いがはっきりしている。
唱歌は女声歌手がほとんど。童謡は、女声とともに児童合唱団が好き。しかし子どもの独唱は嫌い。だから唱歌・童謡に男声の音源は少ない。でもオトナの合唱は、男声合唱が好き・・・
それがだ・・・。嫌いなはずの“子どもの独唱”なのだが、この音源には参った。音羽ゆりかご会のメンバーなのだろうが、この独唱の歌声が心に滲みる・・・・。
(この音源は1988年発売らしい(ここ)。それからもう23年も経っている・・・。この子はその後、どうしている??)
<音羽ゆりかご会の「カラスの赤ちゃん」>
「からすの赤ちゃん」
作詞・作曲:海沼 實からすの赤ちゃん なぜなくの
こけこっこの おばさんに
あかいお帽子 ほしいよ
あかいお靴も ほしいよと
かあかあ なくのねめえめえ山羊さん なぜなくの
お里の 母さんに
おねむに なったのよ
あまいおっぱい 頂戴ねと
めえめえ なくのね迷子の鳩さん なぜなくの
みみずく おじさんに
夜路は こわいよ
ほおずき提灯 かしとくれと
ほろほろ なくのね狐の赤ちゃん なぜなくの
三日月 おばさんに
木の葉でかんざし 買っとくれ
小石で花ぐし 買っとくれと
こんこん なくのね
この歌の作詞・作曲は、彼(か)の海沼實。まさに、これを歌っている音羽ゆりかご会の創設者である。
童謡は決して“子どもたちだけ”の音楽ではない。我々シルバー族の心をギュッと締め付ける力も持っている。
子どもの日か・・・・。もう久しく“関係ない”な~・・・・・・。
でも我々シルバー族も、段々と体力が落ちてきて、そして頭の中も段々と子どもに戻る・・・!? そしてこれらの童謡も、益々自分たちの身近に・・・・?
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