初めて「坐禅会」に行く
今日は、初めて坐禅を体験した。でも結果はボロボロ。雑念だらけ・・・
カミさんが坐禅に行きたいと言い出したのはだいぶん前のこと。Netで調べても、坐禅会を行っているお寺は、都内にし か見つからない・・・・。
・・・・と、2月のある日、街を歩いていたら「坐禅~参加自由」の掲示。何と・・・。こんなに近いところで坐禅会が行われていたとは・・・。帰って早速Netで調べてみたら、立派なホームページがあり、坐禅会についての紹介も・・・・(写真はクリックで拡大)
それから、行こう行こうと思っていたが、震災などもあり、やっと今日初参加してきた。HPに「初回の方は4時半までにお越しください」とあったので、4時半に入る。街の真ん中だがお寺の駐車場がたくさんあるので助かる。今日の初心者は我々二人と、他に女性が一人。4時半になると住職が来て、禅堂を開けてくれた。そして3人の初心者だけに30分間、お話をしてくれた。心を平穏にする坐禅とは・・・。そして坐禅の座り方、上座仏教のスリランカでの修行の話など・・・・。
5時前になると、常連さんが次々と顔を出し、500円玉をお布施箱に入れて、勝手に禅堂に入っていく。
お話が終わって、5時過ぎに初めて禅堂に入る。暗いお堂の正面に、照明された仏さまが明るく浮かんでいる。その前には「三界萬霊」とある。先に始めていた人が5人いて、今日は我々を入れて8人。教えられた通りに、座布団を尻の下に。靴下は履いていても良いと言われたが自分は脱ぐ。そしてあぐらをかいて手に印を結ぶ。背筋を伸ばして浅い呼吸・・・・
体を尻と両膝の3点で支える、と聞いたが、あぐらがうまく出来ないために両膝が床に届かない。だから体重は全て尻に・・・。まあそれでも何とか安定し、坐禅に・・・
しかし意識は通常から脱せない。いつもの通り、次から次に雑念が浮かんでは消える。この時点で既に落第・・・。
そうだ、これは夜ベッドに入って、眠る前の状態に似ている。体からは力が抜けているが、頭の中は色々な雑念が回っている状態・・・・。
坐禅をしながらの雑念(煩悩?)は、まず「時計が見たい・・」。薄暗い中でシーンとはしているものの、遠くから子供の騒ぐ声や、鳥の鳴き声が聞こえる。どの位の時間が経ったのか、まるで分からない。坐禅の時間は1時間弱のはずだが、何分くらい経ったのか・・・。後から住職が見ているかも知れず、時計を見るワケにもいかない・・・。第2の雑念は「寒い・・・」。第3の雑念は「鼻の頭が痒い・・・」。
隣をそうっと見ると、カミさんがピクリとも動かない。よって自分も鼻を掻いたらいけないような感じで、我慢我慢・・・。さっきの住職の話を思い出して、ホントウに痒いのか?と自問自答・・・・。
あぐらの体勢を少し直そうとしたら、何と足の土踏まずがこむら返り・・・。イテテ・・。ヤバイ・・・と、そうっと足をさする・・・。
どの位時間が経ったのだろう・・・。木を叩く音・・・。何という道具か分からない。木柾(もくしょう)??そして堂内が明るくなり、皆が足をさすりながら立ち上がった。カミさんは足がしびれて動けない・・・。自分はとにかく寒いだけ・・・
お堂を出てから住職のお話が少し。寒そうにしているので「寒かったですか?堂内は暖房は無いのです。夏は汗がしたたり落ちる」と言っていた。確かに坐禅は修行である。冷暖房完備はヘンだ・・・。でもこれからは寒さ暑さ対策が必要だな・・・
かくして1時間弱の、初めての坐禅が終わった。カミさんは気持ちが良かったという。精神集中も出来たという。しかし自分は、時計が気になって、そして鼻の頭が痒くて困った。修行などにはほど遠い・・・
カミさんが月に一度位は行こうよ、と言っている。自分は予想していた眠気は全く無かったものの、精神集中は全く出来なかった。座った形だけ・・・。
でも次回に行った時には「精神集中が出来て、坐禅の素晴らしさが分かった・・・」ナ~ンテ書きたいものだが、サーテ・・・・
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