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2011年4月25日 (月)

「長寿“太り気味”、医療費高く」

今日は年一回の会社の健康診断の日。ここ数年、胃のレントゲンをサボっていたが、今回は胸のレントゲンもサボっちゃった・・・・。決して福島の影響ではないのだが・・・

昨日の日経新聞のコラム「今どき健康学」。今回の話題は「長寿「太り気味」、医療費高く」。よく言われている事だが、少し太り気味の方が寿命は長いらしい。曰く・・・

長寿「太り気味」、医療費高く
肥満度をはかる目安としてBMI(ボディー・マス・インデックス)という指標がある。体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った値で、日本ではBMIが25以上の人を「肥満」、18.5以下を「痩せ」として、この間の18.5~25は普通体重、25~30を過体重と呼ぶ。
東北大学医学部の辻一郎教授らが2009年に公表した調査によると、過体重の人が最も長生きするという。BMI25~30は日本肥満学会の基準では肥満度は1。いうなれば「太り気味」あるいは「やや太めの人」「小太り」になろうか。こういう人たちは痩せより長生きする割合が高いのである。
調査は宮城県大崎市の大崎保健所管内で40歳から79歳までの国民健康保険の加入者全員。対象者は5万5千人弱で、喫煙や飲酒、肥満度などを1995年から12年間にわたり調べた。その結果、40歳時点の男性で最も平均余命が長い人は過体重で41.64年。普通体重は39.94年、肥満は39.41年だった。痩せの人は一番短く、34.54年であった。
 女性も同様で、40歳での平均余命が長い順に過体重(48.05年)、普通体重(47.97年)、肥満(46.02年)、痩せ(41.79年)だった。男女とも過体重は痩せより6~7年長生きするというわけだ。
 今年3月、台湾の成人男女約12万5千人についてBMIと死亡率の関連を調べた結果が得られた。これによると男女ともBMI24~25.9のグループの死亡率が最も低い。熊理なダイエットも寿命を短くしているという。これまで日本ではBMI22が標準とされてきたが、これからは少し太り気味、BMI24くらいが寿命からみて理想的なのかもしれない。
 でも、喜んでばかりいてはいけない。東北大などは体格別に生涯医療費も算出した。40歳の男性で肥満(1521万3千円)、過体重(1510万5千円)、普通体重(1313万2千円)、痩せ(1199万1千円)だった。40歳の女性も同じ傾向がみられた。
 男女とも肥満あるいは過体重の人の生涯医療費が高い。これは太った人ほど治療に長期間を要する生活習慣病の危険が高まるといえそうだ。いずれにせよ、「太り気味」は寿命にとってはよいが、医療費には優しくないという結果である。(江戸川大学教授 中村雅美)」(
2011/04/24付「日経新聞」p8より)

これは単なる統計で、個人ベースではほとんど参考にはならない・・。と分かってはいるものの、つい自分のBMIを計算してしまう・・・。すると、自分は「普通」のランク。昔は痩せだったが、今は普通・・・。まあそうだろう・・・
思い出してみると、チョンガー(独身)時代は何とBMIが16.8。完全な痩せだった。でも結婚してからは、普通ランクの下の方の値が続いている・・。

福島の原発事故で、避難地域の様子がテレビで映される。そこには、放たれた牛の群れが見られる。餓死させるよりは・・・と、飼い主が牛の縄を解いてから避難したという。そして今日から家畜の処分に向けた立ち入り調査が始まったという。
避難している人たちと同時に、まさに家畜たちも被害の当事者だ。

人間の病気もそうだが、イザという時、つまり生命の危険に陥った時、「痩せ」は不利だと言われる。原理的に、確かにそうだ・・・。太り気味の人は、体内にエネルギーを蓄えているので、それだけ命が長らえられる。先の避難地区の家畜たちも、たぶん痩せの方から死んでいったのだろう。何とも言葉が無い・・・

1964年の東大の卒業式で、大河内一男総長が「太った豚より痩せたソクラテスになれ」と言ったという。当時のマスコミが囃した“名言”だった。
一方2500年前、ブッダは、「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。かれの肉は増えるが、かれの智慧は増えない。」と言ったという。
一般には「痩せ」の方に分があるようだ。

でも考えてみると、痩せも肥満も体質が一番の原因のような気がする。たまたまウチはあまり気にしてこなかった。太り過ぎで困ったことも無かったので・・・
でも息子を見ていると、体重が気になる・・・・

先日、息子からこんなメールがカミさんに入ったという。
「クイズです。今日体重を量ったら驚く数字が!!いったいどれでしょう?①80 ②82 ③83 ④85 さあどれだ?」
「どれも太り過ぎで選べない・・」
「正解は①80でした。これでも2キロ減ったんだから。前は82や83だったんだから。にしてもひどい。どれも太り過ぎやなんて・・・」
息子の年齢は別にして、まあ平和なことだけは確か・・・

まあウチのモットーは、“いつも食事をおいしく、楽しく食べること・・・”。その結果、少しくらい太ろうが、気にしない・・。何よりも、食事制限をしないで済んでいるだけ、恵まれている・・・。(でも時々体重計に乗っては、“100グラム(!)減った!”ナンテ叫んでいる自分は、なんだこりゃ!)

●メモ:カウント~180万

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