ダーク・ダックスとザ・ピ-ナッツの「銀色の道」
雪だ、雪だ・・・。外は今年初めての銀世界。まだまだ積もる・・・。
夕方から降り始めた雪は、ボタボタと落ちてくる(積もるのに)効率的な雪。たまたま駅に着いたら、ちょうどバスが行ってしまったところで、雪の降るのを見ながら20分バスを待った。その時の、駅前広場の街灯に輝いて降る雪は、なかなかきれいだった。
2月になってから、寒さが身に沁みる。先週末の3連休にもちょこっと雪が降った。今年は全国的にも雪が多く、屋根の雪下ろしでの転落事故が絶えないらしい・・。日本海側の豪雪に対して、いつも晴天の関東は申し訳なくさえ感じていた。でも今降っている雪で帳消しか?
「銀色の道」が雪道を指しているという話はどこにもない。でもなぜか今日は「銀色の道」なのだ。
この歌は、昭和41年(1966年)に、ダーク・ダックスとザ・ピ-ナッツが競作でレコードを発売している。
<ダーク・ダックスの「銀色の道」>
「銀色の道」
作詞:塚田茂
作曲:宮川泰
遠い遠い はるかな道は
冬の嵐が 吹いてるが
谷間の春は 花が咲いてる
ひとり ひとり 今日もひとり
銀色の はるかな道ひとりひとり はるかな道は
つらいだろうが がんばろう
苦しい坂も 止まればさがる
続く続く 明日も続く
銀色の はるかな道続く続く はるかな道を
暗い夜空を 迷わずに
ふたりの星よ 照らしておくれ
近い近い 夜明けは近い
銀色の はるかな道
はるかな道 はるかな道
ダーク・ダックスにしては珍しいギターの伴奏。何とも心地よい・・・
meldecのCD解説によると「昭和41年、ダーク・ダックスがNHKの「夢をあなたに」という番組にレギュラー出演していた時に作られた作品・・・」とある。
自分は3つの音源を持っているが、このキングの録音が一番好きだ。
ザ・ピ-ナッツの「銀色の道」も聞いてみよう。
<ザ・ピ-ナッツの「銀色の道」>
でもこの詩を読むと、雪道でも不思議には感じない。日の光で光った銀色の道かな、とも思ったが、“暗い夜空”でも見える銀色の道は、やはり雪道かな・・とか思って・・。
しかし、“頑張ろう!”といったこの手の歌は多い。それぞれ意味深な詩に、自分の思いを重ねて歌う。「銀色の道」は、まさに人生の道だ・・。
話は飛ぶが、自分の通勤路は、しばらくの間、ある私大の附属高校の通学路と重なっている。先週、その高校の入学試験があったらしく、道の角々に在校生が道の案内板を持って立っていた。その在校生が、受験生が通る度に頭をチョット下げて挨拶をしている。すると受験生も同じようにチョコッと頭を下げて挨拶を返す。それが何とも清々しかった。「頑張れよ!入学したらオレが待っている!」「入学したらよろしく!」と言っていたかどうかは知らないが、まさに青春の始まりである。
話はまたまた“ぶっ飛ぶ”が、女子高校生の制服は何とも可哀想・・・。寒空なのに、素足がにょっきり・・。カミさんに「あれは寒くないのか?」とつい聞いてしまった。そうしたら、ファッションのために我慢するのだそうだ・・・。(ああ自分は男で良かった・・・)
毎日歩く通勤路。まさに下町の商店街の細い道だが、前途洋々としている中高生にとっては、それも未来に続く彼らの「銀色の道」なのかも知れない・・・。
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コメント
愛の園は布施あきらの絶叫がよかった。ピーナッツもすきです!
投稿: ふじたん | 2011年2月15日 (火) 13:37
私は30代ですが、この曲は小学校の時に先生に習いました。先生の趣味だったんでしょうか。懐かしいです。
【エムズの片割れより】
ヘエー。学校で教えられたとは・・。
まあ歌は万国共通語ですのでね。歌詞がいいと、どこでも歌われますね。
投稿: asa | 2011年2月19日 (土) 19:57