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2011年1月29日 (土)

カタログの燃費表示と「実燃費」~我が車の歴史

先日の朝日新聞に「カタログの燃費表示と「実燃費」との違い」という記事があった。なるほど・・・。そんなモノか・・・。曰く・・・(写真はクリックで拡大)

国産車 低燃費に「?」~利用者指摘 新表示義務化へ
1リットルあたり38キロ。国交省が昨年、「もっとも燃費の良い乗用車」と認めたトヨタ・プリウスのカタログ上の燃費だ。ところが、ユーザーからが異論があがる。実際の走行距離から燃費を算出する携帯電話のサイト「e燃費」では、平均でガソリン1リットル当たり約21.7キロとの結果が出ているからだ。
110122asahi e燃費の会員は全国約50万人。うち約10万人から携帯電話で実際の給油量と走行距離を入力してもらっており、車種ごとに「実燃費」を算出して公表している。・・・
プリウスの実燃費はカタログの6割に満たないが、ほかの車の実燃費はさらに劣るため、このサイトの低燃費ランキングでも1位だ。一方、輸入車部門で1位のフィアット500はカタログ値19.2キロに対して16.8キロ(達成率約88%)だ。
実燃費とカタログ値との差が国産車で目立つことには、海外の自動車メーカーからも批判が上がる。この理由を、国交省関係者は「性能テストの内容と、メーカーの取り組み方にある」とみる。・・・・」
(2011/01/22付「朝日新聞」夕刊p1より)

「いつかはクラウン」というキャッチコピーをご存じだろうか? これは1983年の7代目クラウンのときに石坂浩二がテレビのCMで言っていたコピーだという。
トヨタ車で、「カローラ」⇒「コロナ」⇒「マークⅡ」ときて、ついに「いつかはクラウン」で完成・・・、というわけ。自分もだいたいこの路線に乗ってきた。
自分の場合を思い出してみると、独身時代は会社の寮に住んでいたが、駐車場が順番待ち。それで友人から寮の駐車場(の権利)付のセールスカーあがりのボロのサニーを買ったのが最初。3段コラムシフトでハンドルの遊びが大きくて怖い車だった。それでも環七を通って茨城の田舎まで走ったもの・・・。
それ以来の我が人生の車の歴史は・・・

1)サニー(1974年12月?)~中古
2)カローラ1200HT SL(1975年3月31日)~新車
3)スターレット(1983年4月17日)~中古~カミさん用
4)ブルーバードSSS 4ドアHT 1800(1985年3月25日)~新車
5)ミニカ(ライラ)(1986年12月26日)~新車~カミさん用
6)チェイサーHT(2000アバンテ)(1993年5月9日) ~新車
7)ファミリアセダン1500(インタプレイSE)(1994年2月13日) ~新車~カミさん用
8)ヴィッツ(1300)(2005年1月8日) ~新車

<我が家の車の歴史>
(カローラ)     (ブルーバード)    (ミニカ)
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(チェイサー)     (ファミリア)     (ヴィッツ)
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1975年3月、初めての車、「カローラ30 2ドアハードトップ(1200CC)」を新車で買った。車好きの同僚の紹介で、アッという間に契約。カタログの表紙にあったグリーンを選んだ。この車は、良く乗った。
子どもが出来てから、カミさんが免許を取った。それでカミさん用に中古のオンボロ車を買った。10万円位だったか・・・。とにかくエンジンが掛からず、神業・・・。
それからカミさん用の車は、軽自動車のミニカ、ファミリア、そしてチェイサーを経て今のヴィッツ。

結婚してから25年間の通勤はずっと車通勤だった。2000年に東京の本社に転勤になって、車通勤が終わった。
結局自分が乗った車は、カローラから始まって、コロナではなくて日産ブルーバード、次のマークⅡは高いのでチェイサー。そしていよいよクラウン・・という所で、ずっこけてヴィッツ。結局「いつかはクラウン」に届かなかった。まあ車通勤が終わったことも大きい。
でも今のヴィッツはとても便利・・・。
自分は新車を買って乗りつぶすのがモットー。最初のカローラは、ちょうど10年乗ったが、クラッチが滑って坂道を登らなくなったので、諦めた。
次のブルーバードはひどかった。パワステがガリガリ音を立てたり、発電機(オルタネータ-)が壊れ、それを知らずに乗っていて、カミさんが走行中にバッテリーが上がったところでエンジンストップ、という危険な目にも遭った。これは実に危ない状況。その後オートマのトランスミッションが壊れ、まさに多臓器不全に陥ったのが8年目。3年車検になるまで12年乗るとい自分のモットーが崩れた。日産とは相性が悪かった。
カミさん用に買ったマツダのファミリアも色々問題があった。そんな事で、自分はトヨタ派になってしまったのだ。

おっと、話が思い出話に行ってしまった。
最初の車を買ったときから、燃費が単なるカタログ値であることは車好きの同僚から教えられていた。でもさすがにチェイサーの新車で、初めてガソリンを入れたときのショックは未だに覚えている。確か1リットルで5.6Kくらいだった。こんな燃費でこれから乗るのか・・・とガックリした。
燃費のカタログ値は、もはや誰もこの値にビックリする人はいない。それほどに、国内車の燃費は誰も見ていない。信用していない。そんな形骸化した値は無意味なのだが、メーカーはその値に血眼になる。どのメーカーも同じスタンスなので、相対的には信用出来る。よって値は違うが順番は同じ結果・・・。でも外車との比較では矛盾だらけ・・・。
ふと疑問に思った。海外でも日本同様の法令による燃費表示になっているとすると、同じ車を海外で販売する場合、カタログにはどんな燃費の値が載るのだろう。
例えばプリウスの日本のカタログ値の38キロが、米国では何キロ?英国では??

もう卒業した“車熱(車に対する情熱)”・・・。ヴィッツが一番だ。それが我が家の“悟り”である。(今夜は、つい車の思い出に浸ってしまった・・・・)

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コメント

そうですか、、我々の年代は大なり小なり、車遍歴をしていますね。私もあれこれ乗り換えて、vw-GOLF2000GTIで打ち止めのつもりが、リタイアをしてからヴィッツ1000に乗っています。これのカタログ燃費は、22キロとなっていますが、夏場の無風晴天で平均速度60キロで、平坦路リッター20キロの実走行を記録しています。ゴルフは5MTタイプでしたが、これもリッター17キロを記録しています。ゴルフは170、000Km走りました。それなりの条件が整えば、以外と走るものだと実感しています。道路状況のいい北海道だから為せることかも知れません。

【エムズの片割れより】
さすが北海道・・・。しかし17万キロとは恐れ入りました・・・。

投稿: 北海道の元気爺さん. | 2011年1月30日 (日) 20:11

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