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2011年1月 1日 (土)

明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
P10808782 サーテ、2011年がスタートした。・・・と言っても何が変わる訳ではない・・・。いつもの通り・・・。
左の写真は、カミさんが作ったウサギ。(写真はクリックで拡大)

我が家の元旦の唯一の行事は初詣。毎年年末にお札を頼み、元旦に初詣がてらそれを貰うのが恒例。今年もいつもの高幡不動に行く。今年も家族4人そろって・・・。
ところが、今年は例年と様子がおかしい。毎年同じような午後の時間に行くのだが、今年は駅を降りると、警察官が「最後尾はここ」という看板を持っている。何と駅からお寺までの参道に人がぎっしり・・・。こんな経験は今までにない。仕方が無く、お参りを諦めてお札だけ貰って帰った。そして遠くの方から帽子を取って形だけ手を合わせてはみたが・・・
このところ、お参りの時に車を止めさせて貰っているカミさんの友人のSさんも、今日はあまりの人の多さに退散し、別の日に改めて行くことにしたとか・・・。近くの人も同じような話をしているので、今年の参拝者は異常。この人の多さは、どう理解したら良いのだろう・・・。世の中、神さま仏さまにお願いするしか、方法は無くなったのか・・・・
なお、お札は数年前にサボったことがある。そしたら途端に“異常事態”が発生して・・・。それに懲りて、また毎年貰うようになった。

さて元旦の新聞は、その新聞社の思いが出ていて面白い。日経新聞は日本が現在置かれている状況を再認識し、改めて警鐘を鳴らしていた。そして、その記事に示されているグラフが実に分かり易い。
Image05601 まず1面。主要国の平均年齢のグラフ。日本人の2010年の平均年齢は45歳だという。そして2050年頃には58歳位までになるという。歩いている人の平均が60歳近くなるとは・・・
そして、その日本を追っているのが少子化国の韓国。それを中国、ブラジル、インドが追う。抜かれるのはフランス、米国・・・。それでもどの国も平均年齢が上がっている・・・

Image05612 その原因は、日本の年齢別人口の変化。20歳未満の人口が大きく減り、現役世代の64歳以下が漸減して、リタイア世代の65歳超者が激増する。
「1955年に9827万人だった人口は04年に1億2777万人まで増加した。だがこれをピークに人口は減少に向かう。国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、46年には1億人を割り込み、55年には8993万人まで減る。・・・・・・」

Image05581 そして出生数と死亡者数のグラフ。
「2010年の人口動態統計の年間推定では、死亡数が戦後最多を更新した。・・・・・三大死因の順位は変わらず、トップは「がん」の35万2千人、2位は心筋梗塞などの「心疾患」で18万9千人、3位は脳卒中などの「脳血管疾患」で12万3千人・・・」

Image05611 それから、人口問題と同時に深刻な政府の債務。良く言われているようにダントツ日本!!確かにこのグラフを見ると、日本だけが突出して大きい。

「人口減×高齢化×財政難」という難題。
「かつて日本は危機的な状況に追い込まれながら、明治維新、敗戦後の高度経済成長という2度の奇跡を経験した。だが、バブル崩壊後の失われた20年間は、長期にわたるデフレ、そして急速に進む高齢化や人口減という、世界でどの国も経験したことがない未知の難題に直面している。」(2011/01/01付「日経新聞」p9より)

これらの将来の状況は、誰でも考えれば直ぐに分かる事ばかり。でもそれらを目をそらせて考えようとしない。確かにそれらの課題は、今すぐに現象として現れてこないので、政府(国)が先送りしたい気持ちも分かる。誰がババを引くか??
これらの問題は、まさに年金問題と同じ。発覚するときには自分はもう居ない。オレは関係なくなって逃げる・・・というあの姿にダブる・・・。

さて、2011年というこの年。政治の混迷を脱して、少しでも国民が納得出来る方向に進むのだろうか?何とも歯がゆい年のスタートではある。
今年もつれづれに勝手なことをメモする当blog。変わらずに、お付き合いのほどを・・・・

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