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2011年1月19日 (水)

「いつかは読みたい本」ベスト10

先日の朝日新聞に「いつかは読みたい本」ベスト10が載っていた。朝日新聞の会員サイト2500人のアンケートだが、我々シルバー世代の“時間潰し”の参考になるかも・・・。
曰く・・・

<「いつかは読みたい本」ベスト10>
①紫式部「源氏物語」(489)
②司馬遼太郎「坂の上の雲」(272)
③トルストイ「戦争と平和」(240)
④ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(223)
⑤プルースト「失われた時を求めて」(209)
⑥柳田国男「遠野物語」(207)
⑦ダンテ「神曲」(187)
⑧「万葉集」(155)
⑨吉田兼好「徒然草」(139)
⑩太宰治「人間失格」(139)
⑪マルクス「資本論」
⑫タンダール「赤と黒」
⑬「旧約・新約聖書」
⑭ミッチェル「風と共に去りぬ」
⑮ゲーテ「ファウスト」
⑯松尾芭蕉「おくのほそ道」
⑰ユーゴー「レ・ミゼラブル」
⑱宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
⑲セルバンテス「ドン・キホーテ」
⑳ブロンテ「嵐が丘」
(2011/01/15付「朝日新聞」b2より)

自分がこのうち何冊読んだかって??そんなこと恥ずかしくて言えるわけ無いじゃないか・・・!?
Image05671 錚々たる顔ぶれ。自分もほとんどの本(の名前だけ)は知っている。なるほど・・・・(写真はクリックで拡大)
「源氏物語」は確かにそのうちに読んでみたい。「坂の上の雲」は2回ほどチャレンジしたが挫折した。テレビドラマでいいや・・。トルストイ、ドストエフスキーは取っ付きにくい。でも「カラマーゾフの兄弟」は新訳の文庫を兄から貰ったので、そのうちにチャレンジしてみよう・・。「徒然草」は抜粋を読んだ(ここ)。「レ・ミゼラブル」はジャン・ギャバンの映画の影響で、高校の時に読んだ。
高校の時は、図書館長だった国語の先生から「何でも良いから、たくさんの本を読め」と常日ごろ言われていたので、その影響が大きい。当時、河出書房新社から黄色の表紙の世界文学全集が出て、ロマン・ローランの「ジャン・クリストフ」などを買って読んだもの・・。緑の表紙の「嵐が丘」や「ジェーン・エア」も懐かしい。

考えてみると、オトナになってからは、まるで古典を読んでいない。確かにキッカケが無いのだが、「そのうち・・」で良い・・と言われると、“そのうち”読んでみたくなる。
そう言えば、オペラもそうだ。長大なオペラを、なかなかじっくりと見る気にはなれない。オペラの名前こそ自分も色々知っているが、全曲を通して鑑賞したものは数えるほどしかない。ビゼーの「カルメン」、ワーグナーの「ニーベルングの指環」の4曲。それ位しかない・・・。
でも若い時から、せっせと録画だけはしている。ワーグナーにベートーベン、モーツアルトやプッチーニ。ヴェルディも・・・。これらのオペラも「そのうち」にじっくりと見るぞ!と思って録ってある。でもまだ見ていない・・・。
せっかくこの世に生まれ出た“この一生”・・・。せめてこの世の名だたる古典文学やオペラを、人生が終わるまでに一度位は鑑賞しないとこの世に生まれた甲斐がない??
でもまあ、「そのうち・・」と言っているウチに、人生が終わってしまうような気もするな・・・

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コメント

これらの本を眺めてみると、高校時代に古文の教科書で全部ではなくても部分的に読んだもの―「源氏物語」、「万葉集」、「徒然草」、「奥の細道」ーとか、映画で見てしまったものー「戦争と平和」、「風と共に去りぬ」、「嵐が丘」-とかあってそういものを除くと、残りは意外に少ないのではないでしょうか?私の学生時代に識者が選んだ岩波文庫100冊の本というリストがあって、それに従って本を読んでいた時期があったのですが、ここに挙げられている本の多くはそのリストにあった本ですね。ゲーテの「ファウスト」、スタンダール「赤と黒」、マルクス「資本論」、ドストエフスキー「カラマゾフの兄弟」なんかはそのころ読んだ本ですが、そのころ読んでおいてよかったと思っています。本、とくに長編を読むのにはかなりのエネルギーがいりますが、いまではそんなエネルギーはとても残っていませんから。それに、「赤と黒」は大学にはいって最初に読んだ小説だったと思いますが、なぜあんなに感激したのだろうか?やはり若かったからですね。今読んでも面白いとは思いますが、あんなに感激して主人公のジュリアンソレルにあこがれることはないでしょう。司馬遼太郎の「坂の上の雲」はもちろん岩波文庫にははいっていませんが、出版されたときに、20代のうちに読むことができましたが、この本などは10代で読んでも、60代で読んでも面白い本ではないでしょうか!私の息子は一人は10代で、一人は20代で読んでいますが、それなりに面白かったようです。もう一度読んでみたい本をあげろと言われるなら、断然、ドストエフスキー「カラマゾーフの兄弟」ですね。4-5年前にこの本に評判の新訳が出て、実は購入済みなのですが、なかなか時間がとれません。時間がないのはいい訳でエネルギーがないのかもしれません!

【エムズの片割れより】
実に説得力のある(?)見解(?)で、自分に相通じる所があります。
古典を読むのには、やはりエネルギーが要るのですね。時間は取れたとしても、なかなかその気になれない・・・。でもそれぞれ、いずれチャレンジだけはしてみたいと思っています。

投稿: KeiichiKoda | 2012年9月29日 (土) 10:44

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