「ワクワク」と「ドキドキ」に想う・・・
人間、「ワクワク」と「ドキドキ」が無くなったらもうオシマイ・・・、という話がある。その点、最近の自分はそれを追い求めているような気がする。
広辞苑によると「ワクワク」とは“期待・喜びなどで心がはずみ、興奮ぎみで落ち着かないさま。「―しながら発表を待つ」「―と胸をおどらせる」”。
そして「ドキドキ」は“運動・興奮・恐怖・不安などではげしく動悸のするさま。「胸が―する」「心臓が―と打つ」”。(ついでに「ハラハラ」は“危険や不安を感じてしきりに気をもむさま”)
つまり良い方向がワクワク、悪い方向がドキドキか・・・。
昔良くあった話が、恋文を送ってドキドキ・ハラハラ・・・?? でも我々シルバー世代にもなると、そんな言葉は死語!? そんな月並みの話は相手にしない。それでは、自分の場合は・・・??
ここ半年ほど、心が完全に“囚われて”いる(←オーバー!!)FM放送の音。30年前のケンウッドのFMチューナーL-02Tを手に入れてから、もう完全に「ワクワク」と「ドキドキ」の世界・・・(←つまり、楽しんでいる!)
前に手に入れたシンセサイザーチューナーKT-1100Dとの音の違いにワクワク・・・。そして「さすが・・・。なるほど・・・」と感心。
メーカーにオーバーホールに出して、どの位感度が上がったかと「ワクワク・・・」。FMアンテナを交換して、どの位電界強度が上がったかと、これまた「ワクワク・・・」。
L-02Tの予備機を手に入れて、現用機との感度の差を比べて「ドキドキ・・・」。それをまたオーバーホールに出して、どう変わったかで「ワクワク・・・」。
(ついでに)BOSEのイヤホンを買っては、その音に「ワクワク・・・」。
最近では、東電の電柱からのノイズ退治作戦で、東電に碍子を交換して貰ったあと、ノイズ量を測っては「ドキドキ・・・」。その後、別の電柱からノイズが発生してまた「ハラハラ・・」。ついでに、FMのブースターを考えては、やはりS/Nは良くならないよね・・・と「ドキドキ・・・?」。そう言えば、前に同軸にコアを取り付けてノイズが取れないかな・・・と「ドキドキ」の勘違いも・・・・。
つまり、勘違いも含めて色々と試してみる・・・。なかなか思い通りには行かないものの、その過程で、結果を知る時に「ワクワク」、「ドキドキ」と楽しんでいる。
(カミさんに言わせると「バッカみたい・・・」。でも本人はそんなことにはお構いなく、ワクワク・ドキドキ・ハラハラ・・・)
話は飛ぶが、今朝の日経新聞のコラム「春秋」。読んでみて「然り!」と思った。曰く・・・
「春秋 2010/12/24付
日本を代表する大企業の事業戦略会議。部門ごとに発表が進む。ところが多くの人が、戦略と似て非なるものの発表に終始した。そんな体験を、会議に招かれた一橋大学の楠木建教授が著書「ストーリーとしての競争戦略」で披露する。
例えば売上高や利益率などの数字。目標設定それ自体を戦略と取り違えている。部を分けたりリーダーの直属チームをつくったりの組織改編。これも手段と戦略の混同だという。戦争でいえば敵陣を指し、隊列を整え、しかし道は示さず「後は勝手に戦え」と言うのと同じだと嘆く。これでは兵隊は浮かばれない。
市場環境やライバル社の分析、流行のビジネス用語を駆使した文章もそのまま戦略ではない。最後は「不退転の決意で」といった気合と根性で締める。これなら誰でもリーダーが務まりますね。楠木さんが苦言を呈すると、内容ではなく、「一言で部下を動かす迫力が腕の見せどころなんだ」と反論されたそうだ。
よい戦略とは、わくわくする物語であるべきだと楠木さん。自分たちの仕事が、どう世のため人のために役立つか。リーダーの語る物語を社員も共有できるなら、仮に仕事が大変でも「明るい疲れ」になるはず、と。間もなく仕事納め。年明けにトップが語る「今年の戦略」は、聞く人をわくわくさせるだろうか。」 (2010/12/24付「日経新聞」「春秋」(ここ)より)
ビジネスの世界で考えると、実にもっともな話。実に良い指摘だ。
“ワクワクは「明るい疲れ」を生む”・・・か。なるほど・・・。良い言葉だ。
まあ自分は還暦をとっくに超えて、こんなハラハラ・ドキドキの世界からは遠くなったが、それはそれとして、趣味の世界は全てワクワクの世界。
自分もそろそろ“FM放送”の次の人畜無害の「ワクワクの世界」を探そうかな・・・・
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コメント
こんにちは いかがお過ごしですか?
私の先祖は15代さかのぼることが出来るそうで天正年間からの過去帳があります。
そのうちに島根で神主を代々継いでいましたが祖父が大正時代に上京してからは島根とは疎遠になってしまいました。
親戚も島根と関東に分かれています。
先年島根に行きましたが一旗あげるには遠すぎたのではないでしょうか。
ところでこの前立てたアンテナがNHKさいたまをきれいにとらえていたので、新たに5
素子アンテナを東京タワー方面に向けました。ベランダでなんとか設置できました。
共聴システムより良くなるかどうか、NHKは82.5がノイズ入ります。民放各社は
まだ良くわかりません。
ただNHK80.7がきれいに入りました。
レベルは5のうち4程度ですがマルチパスが極小です。調べると船橋からの電波です。
まだ調べる必要があります。
しかしFM放送受信は奥が深いというか
矛盾しているというか、わけがわかりません
チューナーによってメーターの振り方がまちまちだし、捉える局も得て不得手があるようです。
また調整します。これが結構面白いのです。
追伸:チューナーの周波数指示部の不点灯ですが支持ユニットが下で触ることができたのでスライドをしてみたら点灯するようになりました。これで一安心です。
バリコンの同調も久しぶりに行いましたが面白いですね。
【エムズの片割れより】
結構祖先がお分かりの方が多いようですね。ウチだけ新参者??
しかし電波の世界はなかなか難しい。気分次第でどうにでも変わる・・・。まあそれが面白さなのかも知れませんが、捉え方によっては苦しみ??
今日、FM(80MHz帯)のブースターを作ってみましたが、やはりS/Nの改善には結びつかない模様・・。予想通りではありますが・・・
投稿: 風鈴崋山 | 2010年12月26日 (日) 09:25