東京・日野/高幡不動尊の「萬燈会」に行った
毎年初詣に行く近くのお寺「高幡不動尊」で開催されている「萬燈会(まんどうえ)」に行ってきた。実は昨年も行ったのだ。しかし行ってみてやけに空いている。何と“明日から”だったのだ。よってホンモノを見たのは初めて。
最近、よく駐車場を使わせてもらっている、多摩モノレールの満願寺の駅前のカミさんの友達の家に、またまた車を置かせて貰ってイザ出陣。モノレールの高幡不動駅までは1駅で100円。高幡不動駅のモノレールの駅から京王線の駅までの商店街は賑やか。駅が新築されてから高幡不動駅も随分と変わった。
5時になるともう暗い。駅から不動の方に歩き出すと、チラシをくれた。「第5回たかはた もみじ灯路」とある。灯ろうの点灯時間は18時から、とある。まだ1時間もある。先に不動を回って、帰りに灯路を見る事にした。不動の方に歩いて行くと、灯路の準備に大忙し。まだ灯路を道路に置き終わっていない。(写真はクリックで拡大)
境内に入ると、何か人だかり。たくさんの僧侶が五重塔の方に歩いて行く。カメラマンが沢山。大きな立派な一眼レフを構えているのは、ほとんどが初老のオジさん。自分と同じシルバー族。
五重塔の方に歩いて行くと、浮燈明を売っている。聞くと、マジックで名前と願い事を書くのだそうだ。それを五重塔の周りの池に浮かべる。「***」と書こうかと思ったが、中のロウソクが消えて、返って不吉だとカミさんが言い、「家内安全」と書いた。それを池に浮かべる・・・。始まって間もないため,浮かんでいる灯ろうの数は少ない。でもユラユラと流れて行く。
五重塔の裏手に回ると、お坊さんが回りに設置してあるロウソクに火を点している最中。数が沢山なので、点灯作業も大変。そしてライトアップされたもみじもキレイ・・・。本堂に降りていくと、行灯が並んでいる。そこには俳句??何とも風情がある・・・。
お寺を出て、高幡不動駅の方に向かう。でも灯路の点灯はまだ。6時点灯なのでまだ20分もある。並び方が重要らしく、少しでも曲がっているところを探して直していた。しばらくして挨拶が始まった。市長だとか商工会議所だとか、議員だとか・・・。そして6時前になって、ようやく点灯。はっぴを着た人が、ライターで順にロウソクに火を付けて行く。しかし、フワーと風が吹いてくると、その辺の灯路が一斉に消えてしまう。あわてて、スピーカーから「フタを付けろ」と指示が飛ぶ。そして6時前に街灯が一斉に消され、道路に灯路の列が出現した。
この灯路。今年で5回目だという。地図を見ると、この近辺にだいぶん大がかりに設置して いるらしい。駅から不動までの道だけではなかった。その数2200個。これを消さずに置くのはなかなか大変。風や雨で簡単に消えてしまう。そしてもし足に掛けて倒したりすると、中に入っている水でロウソクが濡れてしまい点かなくなってしまうと言っていた。
ともあれ、ウワサの萬燈会に行ってきた。昨年の一日前に行った失敗から、“今年こそ”とカミさんが意気込んでいたもの。初詣の賑わいには届かないものの、地域も色々と活性策を練っている。
平和な世の中ではある。
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