“もぐりん”クンとの戦い~第2ラウンド
1週間前に、「“もぐりん”クンとの壮絶な?戦いの始まり」(ここ)という記事を書いた。それ一回限りで当blogの話題にはしたくなかったのだが、そうそう甘くない。“もぐりん”クンなんていうニックネームを付けたものだから、あるいは義理に感じて居座っているのかも知れない。
この一週間、我が庭に出没したモグラは大活躍。先週、忌避剤を埋めて様子を見たのだが、次の日から“我存じぬ”とばかりに通常活動。連日モグラ塚を足で踏んで、毎日どこの土が盛り上がったかの写真をカミさんが撮っていたのだが、週半ばを過ぎると、飽きてしまった。活躍範囲が広くもなったので、訳が分からなくなって撮るのを止めてしまった。 やっと休日になった今朝、庭を調べてみた。もう悲惨な状況。つまりモグラ塚の土の盛り上がりと、下にトンネルを作ったらしく、土の表面がひび割れている所等々。庭全体が、まるで霜柱が立ったような状態で、靴で踏むとグニャグニャ。忌避剤の取説に書いてあったように、トンネルに直接忌避剤を埋めた所もあるため、暴れたのかも・・・(写真はクリックで拡大)
今度こそ甘い事は言っていられない。近所の人にカミさんが聞いたところでは、鍬(くわ)でモグラを刺し殺したとか。ウチも、もうそういう次元かも・・・
朝から、多分色々なものがそろっているだろう行き付けの「ジョイフル本田・瑞穂店(ここ)」に行く。さすがバカでかいホームセンターだけあって、モグラに関する色々な製品が並んでいた。Net通販で見かけたものはほとんどある。しかし店に人に聞いても、歯切れが悪い。つまりモグラ退治の「お勧め品」が無いのである。仕方なく、自分たちで品定め。
まず金属製の退治機が2つ。バネ仕掛けで、土の盛り上がりを検知して突き刺す方法の物と、ハサミのようにえぐる物の2つ。そして忌避剤が何十種類も並んでいる。そしてトンネルの中に埋め込む捕獲機。そして煙を発生させる花火・・・。モグラの嫌いな音波を出す物もある。
まず我々の“実力”を考える。先週やってみて、土を掘る事の大変さを認識しているので、穴を掘ってトンネルに捕獲機を埋める方法はNG。音波発生器も、モグラが慣れる、とNetの書き込みにあったので、さもあらんとNG。もちろん忌避剤は、少なくてもウチのモグラには通じなかった。結論は“煙”。200円で煙幕用の花火がある。導火線に火を付けてモグラのトンネルに放り込むとトンネル内に煙が充満して、モグラが逃げるという。なるほど・・。これなら体力を使わないな・・・。シメシメ・・・。そして備中鍬と退治機も買ってきた。殺すために!
家に帰って、早速作業開始。新しそうなモグラ塚で、まず上の土を取って少し掘ると、下にト ンネルが見える。そのトンネルが奥深いことを確認して、花火に火を付けて放り込む。そして土で穴を埋める。
取説に書いてあるように、どこかから煙が漏れてこないかと、じっと辺りを観察。そしてカミさんと二人で、買ってきた備中鍬を手に、様子をうかがう・・・。モグラが煙に驚いて、土が少しでも動けば「いた!」とそこに備中鍬でグサリ・・・とする手はず・・・。
しかし辺りはシーン・・・。おかしいな・・・。花火が消えたかな?少し離れたモグラ塚を掘ってみる。出てくるはずの煙が出て来ない。仕方がないので、そのトンネルにも同じように花火を放り込む。今度はしっかりと煙が発生するのを見届けてから土を被せる。
じっと様子をうかがう・・・。でもやはりシーン・・・
もう疲れた・・・。今日はここまで。とりあえず様子を見よう・・・。
後で本当に燃えたかどうかを確認するつもりで、花火を埋めたところを掘り返したみたら、ちゃんと燃えていた。でも煙はどこに行った??
結局、買ってきた備中鍬は活躍の場がなかった。退治機もまだ使っていない。何せトンネ ルの場所が分からないと使えないのだ・・・
我が家の“もぐりん”クンとの勝負は、我々が不利な状況で進んでいる。まさに知恵比べ。食べるミミズがいなくなったら、自然とどこかに行く??いや、その前に、我が家の庭の草花が掘り返されて全滅の危機・・。
一方モグラは、殺してはいけない動物らしい。でもこのままではやってはいけない“殺モグラ”をしてしまいそう・・・。でもその実行は大変な事。どこにいるか分からないモグラは殺しようがない・・・。どうぞ黙って去って頂けますように・・・。我が“もぐりん”さま!!!
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“もぐりん”クンとの壮絶な?戦いの始まり
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コメント
エムズ様へ
平成のモグラ退治もたいへんですね!
私もあれから遊歩道の調査をしていたところ
1箇所モグラ穴が見当たらない場所を見つけました。その周りを調べたら・なんと狸のトイレでした。エムズ様もひとつペットの狸でも飼ったらどうでしょう。
【エムズの片割れより】
もう20年も前、子どもが小学校の頃、夏休みに預かった学校で飼っていたタヌキが、首輪を抜いて逃げた事を思い出しました。その時のタヌキの匂いも、もう消えてしまっているので残念・・・
投稿: wolfy | 2010年11月21日 (日) 13:23
モグラって居たらそんなに大変なものなんですか?
我が家の庭には、モグラがいっぱいいるみたいです。何十年も、モグラと共存しています。
庭の芝生の中にはモグラの穴がいっぱいあるようです。芝生は緑で覆われていますが、いつもボコボコです。
義父はゴルフをしていましたが、夫はやりませんのでその点では困りません。
家は街中ですが、樹木も適当にあるので野鳥がいつも来ています。
時々来る義弟が言うのに、「自分の家の庭の芝生は色が悪いが、ここの家の庭の芝生はいつもいい色をしている。ミミズが居たりモグラがいるくらいの方が、自然環境としていいんだろうな。土を硬くしてしまわないのがいいんじゃないか」と。
水撒きしている訳でもないのに、いつもいい緑色をしています
私が嫁いで来てから、庭の芝生をやり変えたこともありません。。
(今は、庭の草取りは私の仕事で、大変ですが・・・、ぼちぼちやっています。)
野菜を作っていたら別かもしれませんが、今までモグラで困ったと言うことは無かったと思います。
私は田舎者ですからそう思うのかもしれませんが、そんなに目くじら立てず、ある程度は対処して、共存してみたらどうですか。
【エムズの片割れより】
まあそのような大いなる心もあるでしょうが、ホームセンターから買ってきて、鉢から植え替えたばかりの小さな花が、根こそぎ土の表面に浮き上がって傾いているのを見ると、花の応援をしたくなります。
投稿: ジャン | 2010年11月22日 (月) 01:37