唱歌「田舎の冬」の音源が見つかった
前に「唱歌「田舎の冬」」という記事を書いた。(ここ)
その時に、音源が見つからない、と書いたら、先日“酒屋”さんからのコメントで「30年ほど前に発売になりました日本ディスクライブラリーの通販商品「この道はいつか来た道」LPレコード10枚組の中に入っております。」という情報を頂いた(ここ)。しかもヤフオクに出ているとも・・・。
それで手に入れた音源がこれ・・・・。島田祐子が歌っている。
<島田祐子の「田舎の冬」>
「田舎の冬」
作詞者不詳
作曲:島崎赤太郎ましろに おく霜 峰の雪
しずかに さめくる 村の朝
ほういほい ほういほい
むら雀
かり田のかかしに ひの光ひなたにつづるは 古ごろも
軒には たるひの とくる音
ほういほい ほういほい
かん烏
門辺の枝には 柿二ついろりにほだたく 夕けむり
枯野に風立ち 日のくるる
ほういほい ほういほい
渡り鳥
鎮守の林に 宿かさん
残念ながら、LPの状態が良くないので、こんな音しか再生出来ない。しかしホンモノの録音を初めて聞いた・・・。
それで分かったことは、唱歌「田舎の冬」は、現在はほとんど誰も歌っていない「まぼろしの歌」になりつつあるということ。もちろんCDもない。
このLPは、唱歌集としては選曲、歌い手ともになかなか良いので、これのCDが手に入らないかと、Net上で探してみたが、検索に引っ掛からない。
この音源も、今となっては非常に貴重なものなのかも知れない。(音質が残念だが・・・)
でも“酒屋”さんのおかげで、胸のつっかえが取れた。この音源は大切にしよう。
(2010/12/08追)
KAEKOZOUさんから“古いレコードで「田舎の冬」が見つかったのでYoutubeにアップした”との連絡を頂いた。貴重な音源である。(ここ)より・・
<金野祐子の「田舎の冬」>
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コメント
「田舎の冬」入手出来てよかったですね。私、この曲は小学校の時から気に入っていました。社会人になってもこの曲のレコードを入手したいといつも思っていましたところ、新聞の通販記事の中にに載っていましたので何が何でも買いました。これがはじめの出会いでした。この曲をはじめ、島田祐子の曲が素晴しく今でも好んで聴いております。私事で申し訳ございませんが 「田舎の冬」は これから他の歌手が録音したとしても島田祐子が一番と確信しております。この曲の詩と旋律、伴奏そして歌手、すべてがこの曲の日本の原風景を表現してしております。エムズの片割れ様がおっしゃっられているように いつまでも残して行きたい曲だと思います。
【エムズの片割れより】
お陰さまでホンモノを聞く事ができました。ありがとうございました。この歌は、シルバー世代以上の方は、たぶん皆知っている歌。しかし、今は誰も歌っていない・・。CDも無い・・。それは何故なんでしょう?
酒屋さんが、その時に“発見”していなかったら、永遠に埋もれてしまったかも・・。しかし今こうしてNetで表に出て、皆に聞かれて、また歌われるようになると良いですね。
投稿: 酒屋 | 2010年10月 1日 (金) 21:52
私の古いレコードに田舎の冬
がありましたのでユーチューブに
アップしました。
【エムズの片割れより】
貴重な音源をありがとうございます。よく見つかりましたね・・・。
ぜひ当サイトにもアップさせて下さい。
投稿: KAEKOZOU | 2010年12月 8日 (水) 20:21
何故、田舎の冬はCDにならないのでしょうか? 他の冬の歌はCDになってるのに!
この歌はいつまでも歌い続けてほし日本の歌ですね。
【エムズの片割れより】
そうなんです。何故なのでしょう?
投稿: KAZEKOZOU | 2010年12月 9日 (木) 17:05
良い歌ですね、我々が失くした、昔の家庭の大切なものを感じます。どちらが素晴らしいか人それぞれですが私は金野祐子さんの方が素朴さを感じ素晴らしいと思います。
【エムズの片割れより】
本当に素朴な歌ですよね。自分はやはり小学校の音楽の時間を思い出します。
古くて、今の子供には合わないのかも知れませんが、でも消えて行くには惜しい歌だと思います。
投稿: よっちゃん | 2011年10月26日 (水) 18:28
随分前だと思いますが、初めてこのサイトで「田舎の冬」を聞いて感激し、メロディとわずかの歌詞だけが分かっていただけで、何の歌か分かりませんでした。エムズの片割れさんのお蔭で、今度は貴重な元歌まで聞くことが出来本当に有難う御座いました。懐かしい童謡を聞くと目頭が熱くなるのは私だけでは無いと思っております。
ところで厚かましいお願いかも知れませんが、どなたか「おみかんコロコロ」という童謡知りませんでしょうか。「おみかんコロコロ嬉しいな、良いこの・・・・してさ、・・・。今年の・・・」こんな歌詞だったと思いますが、メロディだけはっきり覚えております。音羽ゆりかご会の持ち歌だったような気がするのですが、田舎の冬と並んでこの歌が幼いときの遠い記憶がうっすらと戻っては消え、懐かしい昔に帰る曲なのです。よろしくお願いいたします。
【エムズの片割れより】
知らないな~・・・・・・・
投稿: 竹内寿一郎 | 2011年11月24日 (木) 14:21
この曲は私の大好きな曲です。音源を探していましたが、なかなか巡り合えずにいました。素晴らしいお二人の歌を聞かせていただくことが出来て感激です。良く歌われる“「ふるさと」よりもずっとずーっと“ふるさと”を感じさせてくれる曲です。短い歌詞の中に一日のさとやまの情景を見事に描いてくれます。“ほういほい、ほういほい”のところで決まって目頭がゆるんでしまいます。地域のボランティア活動している合唱グループにリクエストして、私の主宰している室内合奏グループとコラボしてみようと思います。私はオーボエとフルート担当です。
本当にありがとうございました。
【エムズの片割れより】
この歌は、昔の音楽の教科書に載っており、自分のような昔の人は、多分皆知っている歌。それが今では全く歌われていません。惜しい・・・です。
投稿: さとやま | 2011年12月27日 (火) 23:56
我が意を得たりです。私も、この歌の全歌詞を探しているのです。覚えているのは、レコード盤で覚えたはずです。終戦前です。「おみかんころころ嬉しいな、良い子のお正月来るってさ、日の出の絵凧を上げるとさ、今年のお遊び、お積み木の積み木も揃えて、帰りましょ、帰りましょ。おみかんころころ嬉しいな、良い子のお正月来るってさ、羽根付き・・・っとさ、今年もおしまい、お砂場のお砂も均して、帰りましょ帰りましょ。」といった歌詞ですが・・・のところが思い出せません。題名もわかりませんの、検索ができない状態です。何かご存知でしたら、教えてください。
【エムズの片割れより】
若しかすると「清水かつら/中山晋平「おみかんころころ」(昭和15年12月) 」かも知れませんね。でも歌詞は確認できませんでした。
http://www.sky.sannet.ne.jp/katura/sakuhinn.htm
投稿: 六本佳平 | 2013年1月14日 (月) 21:51
「田舎の冬」をお探しでしたか!本日(2013年1月14日)のコメントで初めて知りました。(この歌の音源をお探しであることを知っていたらもっと早くお知らせできたでしょう!)この曲が収録されたLPレコード「いつか来た道」が通販で発売されたとき(30年以上前?)私たちはアメリカに住んでいて、親戚にお願いして購入してもらい、わざわざアメリカへ送ってもらったレコード集なのです。アメリカで生まれた子供たちも日本の歌はこのレコードを聴いて育ちました。以来何十回となく聴いてきた「唱歌集」で、1986年に日本へ帰国したときもあちらで処分しないで持ち帰った、私にとっては貴重なLPレコード集なのです。中でも、私自身は、「田舎の冬」をはじめ、「思い出」、「星の界」、「冬の星座」等島田祐子が歌う唱歌が大好きです。エムズの片割れさんの唱歌・童謡の中には「思い出」(原題Long Long Ago、「久しき昔」ともいう)は収録されていないようですが、収録するときはぜひこの島田さんの「思い出」をいれてください。
【エムズの片割れより】
そういえば、「思い出」をまだ挙げていませんでしたね。了解しました。そのうちに・・・・
投稿: KeiichiKoda | 2013年1月15日 (火) 06:43
私も島田裕子さんの田舎の冬が大好きでこれを聴くと小学生時代の当時の先生や友の顔お思いだし懐かしく涙が出ます。実は私「この道はいつか来た道}と言うタイトルの童謡唱歌集の中に島田裕子さんが歌った田舎の冬のLPレコードを持っております、保存状態も良く、これほど貴重だと思いませんでした、これからも大切に子や孫に伝えて行きたいとおもいます。
【エムズの片割れより】
小学校時代に習った旋律は、永く心に残るものですね。
投稿: 本谷英武 | 2017年4月21日 (金) 15:41