京懐石料理(八王子)「鶯啼庵(おうていあん)」に行く
誰でも“高嶺の花”の店の一つやふたつは持っているもの。我が家の高嶺の花は、当八王子の京懐石料理店「鶯啼庵(おうていあん)」(ここ)。
昔、会社の接待で、一度だけ来た事がある。それは10年ちょっと前のこと。その時に、その高級さ、品の良さに魅了され、そのうち個人で一度来てみたいものだと思った。それからウワサで知っていたカミさんと二人で、我が家の“高値の花の店”として、深く記憶の底に“潜んだ”。
先週から我が家に茨城のお袋が来ている。1週間ほどの滞在。その軍資金を兄貴から貰ってしまった。最初は、我が家が勝手にお袋を呼ぶので、そんな援助金は貰えない、と断ったのだが、一応預かった。しかしその額が大きかったため、一悶着。でも最終的には、せっかく来たお袋を、その「鶯啼庵」に連れて行こうという話でまとまった。まあ兄貴が“お金は生きるように使うもの”との哲学に従ったものだが・・。
そして昨夜、お袋に便乗して3人で「鶯啼庵」に行ってきたわけ・・。コースは5千円から1万2千円まで各種。それぞれ品数が違う。我々は年寄りなので、そんなに食べられないと思い、7千円コース(サービス料が別に10%)にした。
まず「鶯啼庵」の場所を探すのに一苦労。ちょうど中央道八王子インターチェンジの側なのだが、山を切り開いた場所らしく、裏道で何とも分かりづらい。ほとんどがタクシーや無料送迎バスで来るらしい。送迎バスは、八王子や立川周辺から無料で送ってくれるらしい。確かに車で来ると酒を飲めないな・・・
店に入って目に入る正面のホンモノの滝にビックリ。裏山が滝や池、そこに浮かぶ舟など、がかがり火と共にライトアップされている。場所が都会でないだけに、奥深く雄大。その大きな庭が各部屋から眺められる。通された部屋からもガラス越しに良く見える。部屋は8名ほど座れる部屋。そこを3人で占領。掘りごたつ式なので楽・・・。部屋の床の間の掛け軸には、たまたま親父の名前と同じ文字がひとつ掲げられていた。これも偶然。まるで死んだ親父も一緒に参加しているように・・・。(写真はクリックで拡大)
料理は京懐石。全部で8品出たが、どれも上品でおいしかった。自分は銀鱈の焼き物が一番フィットした。
トイレに行ってビックリ。男性小用の便器がない。全て個室に洋風便座。今まで色々な店に行ったが、男子小用便器が無い店は初めて・・。廊下も上品・・。
せっかく来たので、帰りに店の写真を撮ってみた。ついでに、カミさんが店に入る時に見かけたという「道祖神」の写真を撮った。
ともあれ、大正解の店だった。来年90歳を迎えるお袋も大満足。品の良い店、品の良い料理。それがなかなかうまかった・・・。仲居さんに聞くと、この店は出来てから17年だという。自分が初めに来たのは、まだ店が新しかった頃・・・。でもなかなかの店で気に入った。
まあひょうたんからコマ・・。自分のお金では到底こんな贅沢は出来ない。家に帰って、お袋は早速兄貴に礼の電話をしていた。
まあこれも親孝行!? なかなか印象の残る会食ではあった。
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コメント
はじめまして。
おばちゃま女子会を主催していますシンシアと申します。
朝刊で鶯啼庵の広告を見て、来月の食事会をしようと考えました。
あなたさまと奥様の感覚を信じて、みんなで行く候補店としました。
あなたさまの感想をどうか、私のブログにも引用させて下さいませ。
さだまさしのデビュー当時の話をお礼にいたしますから。
【エムズの片割れより】
我が家の場合は、店の高級感に、90歳のお袋が喜んでくれた・・ということで・・・。店の評価は人それぞれですよね。
投稿: 女性おひとり参加限定食事会のシンシア | 2011年3月 2日 (水) 14:06