「現代を生き抜く女性論」~フジTVのドラマ「GOLD」より
カミさんが、面白いから、ここだけ見ろと言う。フジテレビで(木)夜放送しているドラマ「GOLD」(ここ)。8月5日放送の第5回、主人公の早乙女悠里(天海祐希)が女子大で講演会をしている場面。題は「現代を生き抜く女性論」。
ここで展開されている論を、どう捉えるか・・・・
「ある兵隊さんがお姫様に恋をした。もちろん身分違い。でも兵隊さんは手紙を書いて、顔見知りの給仕に届けて貰った。返事はこう。「私の部屋の窓の下で1年間立っていて下さい。365日一日も欠かさずに・・・。そうしたら・・」。もちろん兵隊さんは立ち続けた。雨の日も雪の日も。そして、ようやくあと1日という所までたどり着いた。あした、あの窓の下に立っていれば、美しいあのお姫様が・・・。
次の日、兵隊さんはどうしたと思いますか?
行かなかったの・・・。これはただの姫の気まぐれで、自分をからかっているだけかも知れない。そんな約束をした覚えはない、と言われるかも知れない。もしそうだったら、悲しみのあまり自分は死んでしまうだろう。
兵隊さんは怖くなって、ついに姫の部屋の前には立たなかった。たった1日、あと1日の事なのに・・。
考えられないでしょう?皆さん。逆の立場だったらどう?王子さまにそういわれて、あと1日立たない女はいないでしょう。もしからかわれたら、「最低の王子、100年の恋も冷めるわ」で終了するだけよ。
兵隊さん、これは貴女たちの相手の男、男性の象徴なの。ロマンチストでナイーブで・・。それに何より土壇場で弱い生き物。開き直りる事がなかなか出来ないの、それが男よ・・・
男子は弱いわよ。だけど振り絞ってカッコつけて生きていくの。それなのに最近の子は、自然体だの、自分らしくだの、要は逃げ道を用意しているとしか私には聞こえない。原因は何だか考えた。最近の男子に覇気がないのは、貴女たちのせいよ。貴女たちがコンパでもデートでも、男たちと割り勘なんかにしているせいよ。・・・・・・・
男のお尻をぶったたいて働かせなさい。そうしてそのお金をばんばん使って経済を、この国を立て直しなさい。女は縦列駐車が苦手だし、男は電話しながらテレビが見れないの。違うのよ、生き物としてのシステムが。・・・
男は兵隊さんのお話よ。いざとなればビビリ出し、逃げ出したりもしちゃうのよ。あんたたちがケツぶっ叩いてやらせるしかないよの。働け働け金稼げ。そのためには普段から見栄を張らせるしかないのよ。割り勘なんて男を去勢するだけよ。・・・
“女の財布は出すフリだけよ”“女の財布は見せるだけ”・・・・ハイよろしい」
オリジナルの音源はここ。
<「現代を生き抜く女性論」~フジTVのドラマ「GOLD」#5より>
さてこの論をどう見るか・・・。ここに挙げたことで分かるように、自分は“然り”だな・・・
まあ財布をどう使うかは別にして、土壇場で強いのは女。男はいざという時にはヘナヘナになる・・・・
昔、子どもが赤ん坊の時、引きつけを起こして救急車で病院に担ぎ込まれたことがある。心臓が止まりそうになって・・・。自分は病室の外で腰が抜けた状態に・・・。その点、女は強い。カミさんはしっかりと子どもの側で医師のすることを見守っていた。そして(あまりに様子が冷静なので)“看護婦さんですが”と聞かれたり・・・
カミさんが言うには、このドラマの原作者は男性だという。女性の原作ならまあ分かるが、原作が男性ということは、この原作者もこれらを認めているということ・・・。
ふと、交尾の際に雄を補食する雌のカマキリを思い出した。
今日は多くを語らず、早く寝ようっと・・・
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