近江俊郎の「南の薔薇」
自分は世の(?)シルバー亭主族に申し訳ないことをしたかも・・・。
今日会社から帰ってきたら、カミさんがえらくタカピー。聞くと昨日の当blogの“金賞氏”の記事(ここ)を読んで「自分なんか、金賞の奥さんに比べれば大人しい方よ!」と自分を見直したとか・・・。また「世の中の女なんか、(男にとって)優しそうな人はいても、優しい女なんかいないのよ」とのたまう・・。
世の女性に悪い影響を与える昨日の金賞の記事は消そうかな・・・(男性の立場が益々弱くなる・・・)
(気を取り直して・・・・)
昭和23年(1948年)の歌だというのに、この歌は何と軽快な現代的な旋律だろう・・・。
先日、この歌のオリジナル盤を初めて聞いた。その軽快なこと・・・
ステレオ再録盤は前から聞いていたが、オリジナル盤の“元気さ”に、つい取り上げてみたくなった。
<近江俊郎の「南の薔薇」>~昭和23年
「南の薔薇 」
作詞:野村俊夫
作曲:米山正夫南のバラ そよ風に
ほほ笑む 君の姿
胸に抱き 接吻(くちづ)ける
花よ バラの花
麗しの 月の宵
ともに 盃あげ
君よ歌え 恋の歌を
なやましこの胸 燃えたつ恋
南の国 スペインの
君はやさしの 薔薇南のバラ あこがれの
君こそ 花の女王(クイーン)
夢の間も 忘られぬ
花よ バラの花
麗しの 月の宵
ともに 盃あげ
君よ歌え 恋の歌を
なやましこの胸 燃えたつ恋
南の国 スペインの
君はやさしの 薔薇
このアレンジが素晴らしい。実に今風・・・。62年前の楽曲とは思えないほど現代的だ。
ステレオ再録盤は、確かに音は良いが、若々しさが無くなっていてどうも物足りない・・・
<近江俊郎の「南の薔薇」>~ステレオ再録盤
Netで誰かが“西郷輝彦の「星のフラメンコ」と雰囲気が似ている”と書いていたが、同感! そうか、何でこの歌が自分にフィットしたか分かった。「星のフラメンコ」なのだ・・・。自分は「星のフラメンコ」も大好きだった・・・。
それに「盃あげ・・・」という歌詞は「乾杯の歌」を思い出す??
昭和23年と言えば、まだまだ戦後そのもの。物資が無い時代。「リンゴの唄」もそうだが、明るい歌は人の心を明るくしてくれる。
不況の現役族と同じく、我々シルバー族は円高で資産が減っている人が多い(だろう)。そんな暗い心を、こんな歌でも聞いて明るく取り繕おうか・・・
(付録)
今日帰りの電車で、立って本を読もうと広げたら、前の席のヒッピー風の(こんな表現はもう古い?)お兄さんに席を譲られてしまった。シルバーシートでも無かったのに・・・。
今度は、自分はしっかりと礼を言って堂々と座ってやった。エッヘン!
人生二度目の体験だから慣れたモノ・・? 一度目(ここ)の時はドギマギしたけど・・・。
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コメント
エムズの片割れ様
近江俊郎さんの歌ではなく、奥様の言葉に反応してしまいました。
そうなんです!
思わず”クスリ(笑)”
私の職場の人に「優しい奥さんでいいですね」といわれた夫
「あれは営業用の顔ですから」と。
ハードな職場で一生懸命働いた後、
家でも常に優しく、にこやかになんか
してられない・・・と心の中でつぶやいてます。
【エムズの片割れより】
今日会社に行って、同僚のおばさんも怖くなって、一日、遠巻きにしていました。(トホホ・・)
投稿: 風雅 | 2010年9月 1日 (水) 18:52
ステレオ再録版のほうは全く違う歌のように聴こえますね。「南の薔薇」が泣いているようです。明るい陽光に輝いている美女が見えなくなっています。どうしてこうなってしまったのでしょうか。私が子供のころ聴いていたのは明るいスペイン美女を連想させるほうです。美しいものは美しく咲かせておいて欲しいですね。
それから優しい女ほど強いのです。強い男ほど優しいのと同じではないかと思います。優しさには忍耐が必要ですから、奥様もきっととてもお優しい方だと思います。南の薔薇の様に。
【エムズの片割れより】
「南の薔薇」はさておき、“優しい女”については、何とも・・・
少なくとも、このコメントで“カミさんがもっと強くなった”のは確か・・・
投稿: 白萩 | 2010年9月 1日 (水) 22:05
「星のフラメンコ」に似ていますね。
私は藤山一郎の「懐かしのボレロ」にも似ていると思います。酷似というほど。
http://www.youtube.com/watch?v=5MARHDBptPE&feature=related
どちらも世相を反映して生まれるべくして生まれた曲でしょうね。
それにしても、この円高。資産の目減りに泣きたくなります。とほほ。
最近、私もバスで席を譲られました。
しかも、私より年上のおばさんからです。
ブログの8月11日「一日が気持ちよく」をのぞいてみてください。http://salon.stage007.com/header1017124/
【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。また覗かせて頂きます。
投稿: ひでお | 2010年9月 2日 (木) 08:30
オリジナル盤が断然いいですね。「山小舎の灯」もそう思います。多くの歌手が再録盤を吹き込んでいますが、オリジナルより良くなっているものは少ないように思います。歌唱力、声量が落ちているのかも知れませんが、伴奏を含めた編曲のせいではないかと、オリジナルに思い入れがある私は思うのですが。
【エムズの片割れより】
何の歌でも、オリジナル盤がホンモノのような気がします。特にこの録音は、差が大きく出ていますね。
投稿: かえるのうた | 2010年9月 6日 (月) 18:23
この曲が出た昭和23年というと私が小学校に入る前の年です。「青春のパラダイス」(岡晴夫)と同じくテンポの良い名曲ですね。高校の同級生と毎月カラオケをやってますが、同じ歳なのに「南の薔薇」も「青春のパラダイス」もあまり聴いたことがないようです。不思議な感じがします。当時はほとんどラジオから自然に耳に入っていて、私は普通に歌えるのですが。
【エムズの片割れより】
「青春のパラダイス」という歌は、自分も聞いたことがありません。
でも「南の薔薇」は軽快で、聞いていて楽しくなりますね。
投稿: 山下仁平 | 2012年2月20日 (月) 21:22
青春のパラダイス 懐かしいですね。これもオリジナル盤のほうが好いと思いますが、ほとんど息継ぎをしないで歌いきっている岡晴夫の声量には感心します。
【エムズの片割れより】
ヘエー、そうですか・・・・
投稿: かえるのうた | 2012年2月25日 (土) 17:15