「睡眠」~このやっかいなもの・・・
トシを取ると、睡眠障害が起きるのだろうか??
自分は、どうも最近睡眠障害に罹っているようだ。寝付きが悪い、夜中に目が覚める、熟睡出来ない、等々。つまり睡眠の質が悪くなっている。
先日の日経新聞に「“十分な睡眠”に個人差」という記事があり、いつもは読み飛ばすのだが、ついマジメに読んでしまった。曰く・・
「・・日本人の3人に1人が、睡眠に何らかの問題を抱えているといわれる現代。自分のための睡眠改善法を見つけるコツを専門家に聞いた。・・・
日本大学医学部精神医学系の内山真主任教授は、「結論からいえば睡眠は重要だが長く眠るほど健康的なわけではなかった」と話す。
・・・糖尿病発症について調べた研究では、1日に7時間眠る習慣の人がもっともリスクが少なく、それ以上長くても短くてもリスクが高まることが分かった。
・・・高脂血症のリスクが低いのは6時間台で、それよりも短くても長くてもリスクが高まったという結果を得た。・・・
加齢による体内時計の変化への理解も重要だ。内山主任教授は「中高年以上になると、眠りは浅くなり、夜中に起きたり、朝早く目ざめたりするのが普通。最近では団塊の世代 でも祖父母と暮らしたことのない人が増えているため、自分の眠りの変化を不安に感じ、不眠症の原因になることもある」と話す。
例えば、もっと眠らなければと床に入っている時間を長くすると、逆に睡眠が浅くなり睡眠の満足感を損ねる。あまり焦らず、眠くなるまで床に入らず、夜中に起きたらラジオの深夜番組を聞くといった、高齢型の睡眠生活をマスターする方が現実的なのだ。・・・・」(2010/06/26付「日経新聞」より)
「体内時計のメカニズムを利用した睡眠習慣が大切」
1)起きる時間はあまり変えない
2)起床時に辛さを感じたら午前中の太陽を浴びる
3)昼寝は体内時計に影響しにくい
4)夜間は落ち着いた照明で
5)眠る前に軽い運動や入浴で体を温める
・・・だってさ。
まあ自分もそれだけトシを取っただけなのだが、これがなかなか難物、やっかいなのである。
自分の場合は、1年前に会社を変わって通勤パターンが変わった影響が大きいのでは?と思う。つまり1年前までは、帰りの通勤電車は始発から乗るため、必ず座って電車の中ではほとんどを寝ていた。それが昨年から、途中の駅から乗るようになったため、ほとんど電車では座れず、眠れなくなった。それでパターンが崩れ、調子が悪くなったのだろう・・・
世に睡眠障害の人は多い。自分のごく近くにも睡眠障害の超ベテランが居る。でも今まではほとんど他人事。でも実際にその仲間に入ってみると、毎日のことだけになかなかツライ・・(その御仁からは「そうだろ~」と言われる・・・)
確かに老人は、睡眠について色々問題がある。夜中に起きるとか、朝が早いとか、まさにNHKラジオ深夜便が隆盛なのも、これらの老人の睡眠障害の影響なのだろう・・・
これからリタイアサラリーマンがどんどん老人の仲間に入っていく。そして当然、現役時代と違って生活パターン、睡眠パターンも変わってくる。そこでの体調の変化にどう付き合って行くか・・・。
全てがそうだが、健康についても従来の延長線上に「これから」は無いのであろう。
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