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2010年6月28日 (月)

Yahooオークションに凝った~FMチューナの更新

最近、自分は何かに“凝って”いないと心が安定しないように感じる。何かに夢中になっていると安心する。例えば、TVを買うぞ、パソコンを更新するぞ、エアコンを買うぞ・・・、と思うと、それに没頭する。性能・機能は? メーカーは? 型は? 幾らで買う?・・・そのイベントが終わると、次のターゲットを探し、またそれに没頭する。まあヒマと言えばその通りだが・・・・
それで、最近凝っているのがYahooオークション(通称ヤフオク)(これ)。
自分のステレオ装置の歴史は古く、独身時代に買った機器が、未だに動いている。でも耳が壊れて(ここ)違和感があるため、スピーカでの鑑賞はせず、音楽はもっぱらイヤホンで聴いている。
でも耳の周波数特性についての自信は無くなったとは言え、ノイズ・音質等については相変わらずウルサイ・・・。

それで、ほとんど使っていない、つまり飾っているだけのオーディオ機器を売ることを思い立った。オークションでの相場を調べてみると(ここ)、未だにそれらが売り買いされている事が分かったから・・・。しかし便利な時代で、持っている機器の型名を入れると、オークションでの取引価格が分かる。それで、売る価値があるかどうかの判断が出来るのだ・・・。

売ろうと思い立った機器が、35年前の独身時代に買った英国製メインアンプ、同時期のコンデンサー型ヘッドホン、そして10年前の多機能学習リモコンとMDデッキの4種類。オークションに出品し、約1週間待っていたら、MDデッキ以外の3種について買い手が付いた。それで売れてしまった。アンプやヘッドホンは万円単位だ。未だに名が残る“名機”はそれを求める人がまだ居ると言うことだ。

入った金、数万円をどうしよう・・・。銀行に入れておいてもつまらないので、今動いている機器の改善に使おうと思った。するとやはりFM放送の受信状態の改善だ・・・

音源の収集は、FM放送が一番金が掛からなくて良い。もちろん音質はCDとは比べものにならないが、まあそこそこの音はする。今の自分の耳にはガマンできる範囲かも??
FMの改善は、まず“入り口”から・・と、アンテナ工事屋に「マルチパス(グジュグジュというノイズ)の最も少ない方向への調整」を頼む。そして昨日(6/27)来たのだが、結論は、1)アンテナ自体が20年経って劣化しており、そろそろ交換時期 2)電界強度は、それなりにレベルがあるので(70)、今の5素子のFMアンテナを8素子、10素子に変えたからといって、耳に分かるほどの改善につながるかどうかは不明 3)マルチパスの改善は不明、とこのと。まあそんなものだろう・・・

結局、FMアンテナの方向は、前回調整して貰った時は、「東京タワーよりも浦和局の方が、マルチパスが少ないので、アンテナの方向を浦和に調整する」だったが、今回、浦和に向いていた方向を東京タワーに戻した。(浦和の方がノイズレベルが高かったので、もっぱら東京局を受信していたため・・) もちろんレベルは上がったが、マルチパスについては不明。

次に思い立ったのが、FMチューナを変えよう・・・。
改めてNetで調べてみると、自分が学生時代以来聞いていたFM放送による「エアチェック」という趣味(手段)は、CDレンタルが開始されてその意味が無くなり、1980年代でその使命を終えたという。よって、1980年代を最後に、FMチューナ自体の開発が無くなった。よって、今FMチューナを買おうとしても1~2万円程度の廉価版しかなく、本当の性能が欲しい場合は、1980年代のホンモノの中・高級機を手に入れないとダメ、という事が分かった。
Yahooオークションを見ると、確かにそれらがかなり売り買いされている。よし、オークションで中古品を手に入れよう・・・。では何を手に入れる??
100628fx46 メーカーはやはりケンウッド(トリオ)だろう・・・・。学生時代から憧れていた通信機のメーカ-。そもそも、自分が大学1年の時(1966年)に買ったのが、TRIOのFX-46Kというキット。真空管8本のチューナの組み立てキットを買い、下宿でハンダゴテ片手に自分で組み立てた。会社に入って次に買った100628kt5000のが同じくTRIOのKT-5000という機種(1970年代初め)。これは2000年まで使った。(写真はクリックで拡大)(写真はここから借用)
それが壊れて新しく買ったのがSONYのST-S510という機種。これはほとんど検討せずに買った。やはり安易に買いすぎて、性能が今ひとつ・・・
今回はそれを更新しようというわけだ。KENWOOD製品を調べたら、サイトにトリオ/ケンウッドのチューナ開発の歴史があり(ここ)、1986年発売が最後の製品だった。

本当はバリコン式のアナログ機が、技術的に一番完成されて音が良いらしいが、オークションに適当な製品が出ていない。それでこの1986年発売のKENWOOD最後の中級機「KT-1100D」を手に入れることにした。
そして昨夜、締め切り直前のオークションのデッドヒートを行った。たまたま同じ機種が2つ出品されていたので、両方の値動きを追いながら応札する。目指していたセットは、他に2人の買い手が値を争っており、もう一台の方に応札を変えたら、それを何とか落札することができた。自分はなるべく良い品が欲しいので、そう安く買う必要も無かったので、値段を競合相手よりも高く入れれば確実に落札出来るのだが、競り合いになると何となく戦闘的になってしまって・・・・(これはイカンな・・・)

このチューナが送られて来たら、まず製造メーカーであるKENWOODのサービスに送って、オーバーホールをしてもらう予定。製造から20年以上も経っているので、当然体のあちこちに病気や怪我があるだろう。まずは故郷(KENWOOD)に帰って、休養を取ってもらい、これから我が家で10~20年は動いてもらわねば・・・・

これでも売った値段の半分。さて、後はどうしよう・・・。“次に凝るターゲット”を探さねば・・・・
(でもオークションからは少し距離を置こう。今、野球賭博で騒いでいる相撲界にも通じる“スリル”が怖いので・・・)

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コメント

初めまして。古~いオーディオマニアです。が、エアーチェックが無くなってるのも、チューナーの開発が無くなったのも知りませんでした。はぁー歳とり過ぎちゃったなぁ。

【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。自分も古いオーディオマニアです。ラジオも徐々にNetで聞ける時代になると思いますが、アナログFMとデジタル圧縮されたNetでは、果たしてどちらが音が良いのでしょうかね。

投稿: jintikumugai4247 | 2010年6月29日 (火) 19:58

今見たら私のチューナーはKT5007でした。長い付き合いやなぁ、最近聞いてないけど動くんかなぁ?明日休みやし使ってみよう。

【エムズの片割れより】
自分の買ったKT5000の後の製品ですね。これらの時代のチューナの性能は素晴らしいです。今の1~2万円のチューナとは別格です。ぜひもう一度生き返らせて下さい。

投稿: jintikumugai4247 | 2010年7月 2日 (金) 22:32

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