マリンバによる「チゴイネルワイゼン」
先日、平岡養一の木琴を取り上げた(ここ)。今日はマリンバである。
自分は相当にサラサーテの「チゴイネルワイゼン」が好きなようだ。この曲については、下記の(関連記事)にもあるように、当blogでも度々書いているが、今日はマリンバによる「チゴイネルワイゼン」の演奏である。
CDを検索してみると、マリンバによる「チゴイネルワイゼン」は、神谷百子と高橋美智子の二人がCDを出しているようだ。この二人の演奏を聞き比べてみよう。特に最後の1~2分の第3部が圧巻・・・。よくもまあこんな早さでバチが動くもの・・・
<神谷百子の「チゴイネルワイゼン」>
<高橋美智子の「チゴイネルワイゼン」>
これらのテクニックには、舌を巻く。女性でも、これだけエネルギッシュな演奏をする・・・。
ところで、木琴とマリンバはどこが違う??
一番権威があるであろうヤマハのサイト(ここ)には、このような解説があった。(写真はクリックで拡大)
「マリンバ」=基音(音名として使用している音程)と4倍音(基音の2オクターブ上の音程)が同時に鳴るように調律されており、低音域ではさらに10倍音での精密な調律を施しています。シロフォンと比べて広い音域を持ち、深く柔らかな音色がします。アフリカ発祥。
「シロフォン」=基音と3倍音(基音の1オクターブと5度上の音程)が同時に鳴るように調律されています。マリンバよりも高い音域を持ち、音色は鋭く歯切れが良いのが特徴です。東南アジア発祥。
「立奏木琴」=器楽合奏の教材用に使用される音板打楽器で、ソプラノ・アルト・テナー等音域を分けることによって、それぞれの楽器に違った役割を持たせています。
なるほど・・・。
今の小学校は知らないが、我々の小学校の音楽の時間は、ハーモニカと木琴の時代だった。(ウチの息子の時代はピアニカだったけど・・・)
マリンバは、幾ら叩けば音が出るとはいえ、作りが単純なだけに演奏は難しい・・・。でもこれらの演奏は神業的に素晴らしい・・・
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コメント
マリンバのツィゴイネルワイゼン、素晴らしいです。同じ曲でも演奏者によって随分、引き方が違いますね。どちらかと言えば私は神谷百子さんの方が好きです。
以前、ファイフェッツの映画を観たと書いたことがありますが、題名は「彼等に音楽を」だそうです。「ラプソディ」だと思って居りましたが、ラプソディと2本立てだったようです。「彼等に音楽を」の方はファイフェッツがツィゴイネルワイゼンを引いて居た事は確かです。DVDもあるようです。ゆっくり音楽を聴く事もなくなってきました。若い時の様にワクワクしながらツィゴイネルワイゼンを聴いてみたいものです。
【エムズの片割れより】
自分もどちらかというと神谷さんの方が好きです。でもスゴいテクニックですね。前に載せたハーモニカもすごい演奏ですが・・・。
投稿: 白萩 | 2010年6月11日 (金) 20:56
すばらしいです!私も神谷さんのチゴイネルワイゼンがなんとなく好きです
【エムズの片割れより】
マリンバは、この曲に合っていますね。
投稿: ぽんぽん | 2011年12月 3日 (土) 19:31