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2010年6月20日 (日)

多田武彦作曲 男声合唱「死んだおかあちゃん」

フトしたことから、放ってあったMDのディスクを整理した。そうしたらこんな音源が見つかった。多田武彦作曲の「小学生の詩による男声合唱組曲」だ。
自分は大学2年の1年間、工学部のグリークラブに入っていたことがある。その時に歌った曲。当時の音源は何らかの手段で、オープンリールに録ってあり、3年ほど前に物置に置いてあったSONYのテープデッキに電源を入れたら動いたので(ここ)、その時に、これは・・・と思うテープをMDに入れ直しておいたもの。

この曲も懐かしい。特に第7曲「死んだおかあちゃん」が何とも切ない。とんでもなく音質は悪いが聞いてみよう。昭和42~44年の頃の音。もう、世の中では手に入らない音源である。

<多田武彦作曲「小学生の詩による男声合唱組曲」からⅦ「死んだおかあちゃん」>

   「死んだおかあちゃん」

     作詞:香川美治子(大阪府弘治小学校児童)
     作曲:多田武彦

   おかあちゃん
   おはかのなかで
   どうしているやろ
   雨がふったら
   どうしているやろ
   雨がふって
   おかあちゃんさむいから
   しゃがんでいるやろ

この合唱曲については、サイト(ここ)にもデータがある。
当時の楽譜がないかと本箱を探したら、出てきた。「多田武彦男声合唱組曲集」(昭和37年2月初版)である。(自分は結構物持ちがよい・・・)

当サイトでも、母を亡くした子の詩については、何度か書いている。「母を思う子の心と、子を思う母の心」(ここ)や「かけがえのない大切なもの」(ここ)など・・・・
先の記事の子どもの詩を読んでも、またこの歌の歌詞を読んでみても、母親は子どもが小さい時に死んではダメだ。小さな心はそれに耐えられない・・・・・。(父親はどうでも良いけど・・・・)
おっと、今日は父の日だっけ・・・。(まあ、子どもにとっては父より母のが重要なのさ・・・)

ついでに、Ⅳ「あり」も聞いてみよう。中間部のマイナーな旋律が自分は好きだった。

<多田武彦作曲「小学生の詩による男声合唱組曲」からⅣ「あり」>

(2011/02/01追)

全曲をお聴きになる方はzip(ここ)をクリックして数分待つ。
ただし40年前のワカメ状のオープンテープが音源のため、信じられないくらい音は悪い。

(関連記事)
母を思う子の心と、子を思う母の心
「かけがえのない大切なもの」

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コメント

多田武彦作曲「小学生の詩による男声合唱組曲」
いい曲ですね!!歌ってみたいですが泣いちゃいそうです!!

投稿: baseman | 2010年6月25日 (金) 14:13

そうですね~!前々から取り組みたいと思ってる曲なんですが!我々の団は平均年齢が60歳くらいなんでやはり歌いながら泣いちゃいそうですね!そろそろお迎えが近い人もいますしね!

【エムズの片割れより】
最近の合唱曲は知りませんが、昔の合唱曲には、歌うだけでなく“聞くだけにも耐える名曲”が多くありましたよね。

投稿: 鳥羽 達夫 | 2010年7月24日 (土) 14:14

コメントのプレビュー
asaと申します。今日「あり」を検索していてこちらにたどり着きました。おそらく「あり」が聴けるのはこのページだけだと思います。「ありはころんだことがない~」は子どもの頃(30年ほど前です)から父が歌っていたので、みんながしっている歌だと思っていましたが、そうではなかったのですね!
お手数なのは重々分かっているのですが、
麦ふみ、お月様、しょうぶ、用水ぼり、かぶもお手すきの時にアップしていただけませんでしょうか。父がなつかしがっています。
よろしくお願いいたします。

【エムズの片割れより】
リクエストありがとうございます。
zipファイルをアップしました。ダウンロードして下さい。ただし、音は飛んでもなく悪いです。

投稿: asa | 2011年1月31日 (月) 20:21

早速ありがとうございます。明日父(還暦すぎ)に電話するのが楽しみです!

昨日父と話していて「あり」がポピュラーな曲ではないことを知り(「おつかいありさん」くらいポピュラーだと思っていました)、多田武彦データベース等を中心に調べたのですが、CDの発売はおろか、曲の掲載HPも限られており、ようやくたどり着いたのがこのページでした。

好きな歌だったので、1歳になる娘に歌ってあげようと思います。歌詞がいいなと思ったら、小学生が作った歌詞だったんですね。

本当にありがとうございました。

【エムズの片割れより】
「ソ連のロケット」が月の裏側の写真を撮った時代・・・。もう歌われないでしょうね・・・

投稿: asa | 2011年2月 2日 (水) 01:02

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