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2010年6月23日 (水)

「中学受験 闘争心希薄な小6」

先日の日経新聞のコラム「挑む」が面白かった。曰く・・・

挑む 中学受験 闘争心希薄な小6~具体的な目標持たせる
難関私立中学を目指して塾に通う子供たちは誰もが「××中 合格!」と書いた鉢巻きを締め、死にもの狂いでお勉強・・・というのは、塾の宣伝かマスコミ報道でつくられた都市伝説のようなものだ。
実際は、入試まで半年強となったこの時期になっても、「行きたい学校は特にない」「友だちと一緒に近所の区立中学に行きたい」と公言する6年生がいる。勉強嫌いではないし、才能もある。塾も大好きだ。ただ執着心や闘争心が希薄で、親や教師の励ましに乗せられるほど幼くはない。
こういう子は精神的なブレが少なく、すんなり難関校に合格するケースもあるので、あまりあおってもいけないが、勝負の夏を控え、このままでもまずい。個別に呼び出し、「中学生になったら何をしたい?」「将来どんな大人になりたい?」と尋ねてみた。
「好きな本を読んで、のんびり過ごしたい。だからどこの中学でもかまわない」とA男。どうやら夢や野望を抱かせるのは難しいようだ。「でもさ、大人になってやってみたいことくらい、あるだろう?」「うーん、お酒を飲んでみたい、かな?」。さすがは僕の教え子・・・。そこで攻め方を変えてみる。
あのさ、酒を飲むだけなら20歳になれば誰でも飲める。でもな、本当にうまい酒ってのは、一生でそんなに何度も飲めるもんじゃないんだぜ。限界までスポーツに打ち込んだ後の生ビールとか、大きな仕事をやり遂げた後の祝杯とか、好きな人にフラれて落ち込んでいるときに親友と飲む酒とか。何の目標も達成感もないまま、惰性で飲む酒なんて、うまくも楽しくもない。どうせ飲むなら、本当にうまい酒を飲みたいとは思わないか?
小学生相手に何の話をしているんだ?、と我ながらあきれたが、彼は妙に得心がいったようで、すがすがしい顔つきで教室に戻った。
来年の「志望校合格の祝杯」は無理だけど、きっといつか君とうまい酒を飲む日がくる。それを楽しみに、先生も現役で頑張るからな。(後
)」(2010/06/21付「日経新聞」p23より)

中学受験か・・・。今となっては懐かしい言葉・・・。ご多分に漏れず、我が家でも一度挑戦をした事がある。結果は・・? まあまあか?
当時は、昭和から平成に変わる頃。自分も仕事が忙しい時期。でも、ほぼ3年間つきっきりでやった。どの家庭でも良くある“一大イベント”というよりは、“一大プロジェクト”だ。
でも冷酷に“結果”が出るのでイヤだな・・・。その結果とは、中学受験の場合は“親に下される”結果だ。

先日聞いた城山三郎の昔の講演(これ)の中で、母親が子供の受験戦争に没頭する様子が論じられていた。そこでの城山三郎の指摘とまったく同じように、自分たちも「なぜ中学受験?」→「子供が将来、職業の選択肢を増やすため」と考えたもの・・・。
でも結果はどうだ?職業の選択肢が増えたか??(まあこのことは過ぎ去った話。これ以上は論じない・・・)

でも「中学受験」もゲームと捉えると面白い。「もう一度やるか?」を問われると、「やる」と応えるような気がする。思っただけで何かワクワクする・・・。これも自分に自由な時間が出来たせいかも。でも「対象」さえ居れば、面白いぞ!きっと・・・。
でも残念ながら、教える相手が居ないのだ・・・。「孫」?それは夢・・・(ヨメさんもいないのに、何で孫を想定出来るだろう・・・)
仕方がないので、「中学受験支援NPO」ナンテいうのが無いのか探してみるかな?? もっとも、そんな“素人”なんか、誰も相手にしないよな・・・・
ふと、昔を思い出させたコラムではあった。S

(関連記事)
30年前の城山三郎の講演会から~「父親の役割」

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