東京・大阪で民放ラジオのNet配信がスタ-ト
3月15日より、“radiko.jp”(ここ)というサイトが立ち上がり、民放の地上波ラジオ放送をインターネットで配信するサービスがスタートした。
このサ-ビスは、特に都会での雑音の増大による難視聴地域の増大と、若年層のラジオ離れの対策が背景らしい。
昼休み、それを知って早速叩いてみる。しかし音が出ない。Flash Playerの不調かと思い、何度もダウンロードをしてしまった。しかし、しばらく放っておくと音が鳴り出すので、サーバーへの集中アクセスのための応答の問題と思う。
しかし、出てきた音は感動もの・・・・。FM放送はいつも聞いているので同じだが、AM放送がステレオの無雑音で聞けるというのは画期的なことだ。前にMUSIC BIRDというデジタルラジオを聞いたときの感動を思い出した。例えれば、ゴーストだらけのアナログテレビの画面とデジタルハイビジョンの画面との違いのようか?
サイトの案内を読むと、これは3月15日から8月末までの試験放送で、9月以降の実用化を目指しているという。そして放送は、東京地区が東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象に、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVEの7局。大阪地区が大阪府、京都府、兵庫県、奈良県を対象に、朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKAの6局。これ以外の地域は、IPアドレスの制限によりアクセス不可だという。放送内容はホンモノと同時放送。(でも20秒ほど遅れるらしい~ここ)
しかし肝心のNHKが入っていないのが残念。「IPサイマルラジオ協議会に経緯と狙いを聞く」(ここ)という記事によると、
「編集部:今回の配信局の中に、NHKが入っていないのには、何か理由があるのですか?
宮澤:特に理由は無いのですが、エリアの調整や権利者さんの問題などが、民放とNHKでは少し違うというのはあります。ただ、NHKさんとはやらないという事ではまったく無くて、これから具体的なお話をさせていただく予定になっています。」
とあるので、今後の推移を期待しても良さそうだ。
自分のように、“とにかく良い音で・・・”という期待とは別に、パソコン作業をしながら聞く、という使い方では、パソコンと親和性は良いという。
でも考えてみると、ラジオは、スポンサーを含めて多くの人に聞いて欲しい。でも我々は、いちいちAMラジオを買って雑音だらけの放送を聞く気はしない。でもパソコンから良い音で出て来るのであれば、幾らでも聞きたい・・・。その証拠に、スタートの3月15日は、相当につながりにくかったという。
夜、家からのアクセスでは、音は直ぐに出たが、やはり放送が時々音が止まる。多分まだ試験放送中のため、アクセスの集中で直ぐには音が出なかったり、音が飛ぶのは仕方が無いのかも知れない。まあ自分のように、特に音楽を録ろうとすると、これでは使い物にならないが・・・・。
でもAM放送といえども、局のオリジナルの音源はこれだけ高音質だという事を知って感動・・・。でも、どんなに高級なラジオを使っても、AM波経由では到底こんな再生音は出ない。その意味では、“本当は大変な実力の持ち主”の中波民放が、今度初めてベールを脱いでその実力を世の中に披露した格好か・・・?
よってこれから本番に向けて、NHKも参加して、アクセスがスムーズになることをぜひ期待したいもの。まあサービスエリアについては、電波の届く範囲、という限定は付いて回るのだろうが、最低限9月の本番でのNHKの参加を・・。(NHKが聞けないと、たぶん自分の場合は(好みが合わないので)二度とアクセスしないだろう・・・)
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