伊東ゆかりの「恋のしずく」
先日、ぼやっとテレビを点けたら「BSエンターテインメント 歌伝説 安井かずみの世界」という番組をやっていた。これは前に見たことがある。そこで、初々しい伊東ゆかりが「恋の しずく」を歌っていた。昭和43年の紅白歌合戦のVTR・・・。でもその画質の悪いこと・・・。もちろん白黒。画面がゆらゆら・・。昭和43年というと、もう立派にVTRが機能していた時代だと思うが・・・
この当時、自分はまさに平尾昌晃の歌を良く聞いていた。そして編曲は、かの森岡賢一郎(これ)。このコンビの歌は自分は大好きだった・・。森岡賢一郎はこの「恋のしずく」で第10回日本レコード大賞の編曲賞を受賞したという。
<伊東ゆかりの「恋のしずく」>
「恋のしずく」
作詞:安井かずみ
作曲:平尾昌晃
編曲:森岡賢一郎肩をぬらす 恋のしずく
濡れたままでいいの
このまま歩きたい
きっとからだの 中までしみるわ
そしてあなたの あなたの言葉を
忘れないように したいの頬をぬらす 恋のしずく
あなたのせいなのよ
私のためにだけ
それは二人の 愛のしるしね
だからやさしい やさしい心を
じっとだきしめて いたいの髪をぬらす 恋のしずく
やさしい手が 触れると
青空が見えるの
そうよあなたは 太陽なのね
だから私は 私はいつでも
あなたを愛して いたいの
改めて詩を読むと、なんともハッピーな歌詞。伊東ゆかりは自分と同じ年なのだが、当時20歳か・・・。今でも充分に若々しい彼女だが当時のVTRは何とも可愛い・・・
Wikipediaでみると、伊東ゆかりがシングルとして出した歌の何と多いことか。そして自分が知っている時代の何と狭いこと・・。シングル盤の発売の歴史をみても1965年から1989年まで20年以上出し続けている。しかし自分が知っている時期は、1967年から1970年の間のほんの2~3年だけ。
歌手もそれぞれ成長しながら、長い間活躍している。もちろん歌手としてだけでなく、俳優に脱皮したりして・・。でも聞く方は、ある一時期はレコードを買って良く聞いても、ぞっこん惚れ込んでその後の数十年も聞き続ける事はほとんど無い。つまり、歌手に惚れるというより、歌に惚れるのだろう。
作家もそうだ。一旦ある作家に惚れても、読む作家はどんどん移って行く。まあ人間、移り気なのは人間の本質なのだろう。歌の作曲家も歌手も作家もすべて・・・。(考えようによっては、これは自分がそれだけ成長したとも言える??)
でもクラシックの作曲家については、気が移ることがない。昔はベートーベンが好きだったが、今は嫌い・・・、という事は無い。これは作曲家が偉大過ぎるから??
話がそれたが、まさに自分の青春と重なるこれらの歌は、(何度も書くが)いつ聞いてもその頃の思い出がよみがえり、何とも懐かしい・・・・。
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編曲者「森岡賢一郎」
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コメント
伊東ゆかり
恋のしずく
懐かしいですね。
投稿: ごくちゃん | 2010年1月25日 (月) 07:44
「恋のしずく」が聞けて感激。50歳若返りました。園まりの「何も言わないで」もあわせて聞きたいものです。
【エムズの片割れより】
「恋のしずく」に感激とは、自分とあまり変わらない年代ですね・・・。
園まりですか・・・。ま、そのうちに・・・・!?
投稿: 河南 勝 | 2012年4月 9日 (月) 22:09