おいしい規則正しい食事が血糖値の上昇を抑える・・・?
当blogでは、自分が勝手に“ヘエー”と思ったことをメモしているが、少し前の新聞記事なのだがこれも“ヘエー”なので・・・
先日の日経新聞に「規則正しい食事が血糖値の上昇を抑える」という記事が載っていた。
「規則正しい食事 ホルモン活発化、糖吸収~糖尿病治療に道
食事をおいしく規則正しく食べると血糖値の上昇が抑えられることを、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の箕越靖彦教授らが動物実験で突き止めた。体内リズムにかかわる脳内ホルモンの放出が活発になり、筋肉での糖の取り込みを促すという。糖尿病の新たな治療法に役立つ見通し。論文が米医学誌に2日、掲載される。
この脳内ホルモンは食欲や睡眠を調節するオレキシン。マウスの脳の満腹中枢に細い注射針で注入し、身体反応を放射線同位元素を使って観察した。
オレキシンが筋肉での糖の吸収を促すことが分かった。さらにマウスに毎日決まった時刻に好物の甘味料を与え、オレキシンを放出する脳内神経の働きを観察したところ、4日目からこの神経が活発に働くようになり、食後の血糖値の上昇が抑えられた。
胃の中に甘味料を直接注入した場合は変化が小さく、箕越教授は「規則正しい食事が血糖値の上昇を抑えた」と解説している。」(2009/12/2 日経新聞p34より)
なるほど・・・。毎日の食事をおいしく規則正しく食べると“良い事”があるとは、それこそ願ったり叶ったりではないか?
しかしこの「おいしく」という言葉は、実に観念的な言葉で、気の持ちようでどうにでも変ってしまう。もちろん同じ料理でも、作り立てと冷えたのでは“おいしさ”は変わる。それに、ひとり寂しく食べるのと、ワイワイにぎやかに食べるのとでも変わってしまう。
そういえば数年前にウィーンに行ったとき、体調を崩してマクドナルドで買ったバーガーを、後で食べようとホテルに持って帰ったら、冷えて不味くてとても食べられなかった。バーガーは“作り立てで食べること”と法律で決まっていたことを、自分は知らなかったのだ・・・。
実に個人的なことで恐縮だが、最近太り気味なのが気になりだした。きっかけは写真・・。先週末に昔の会社の仲間との忘年会があり集合写真を撮ったのだが、自分の顔が何と丸いことか・・・。これにはドキッ。考えてみると、7月から会社が替わって昼飯の環境も変わった。それで食べるのが遅い自分はいつも一人でフラフラと近くの食堂を渡り歩くようになった。でも出されるのは一人前の定食。なるべく小食に・・とは思うものの、つい勿体なく思って・・・。それでじわじわと太ってきた? 結果、半年で何と2.5kgも増えてしまった。
それで今日の昼食は、初めて近くのコンビニでパンを買ってみた。でも食べる場所の制約からこれも長続きはしそうにない・・・・
だいたい夕食で食べ過ぎるのが一番の原因だが、これもなかなか減らない。食卓に出る量を減らすのが一番なのだが、“消極的殺人を試みている”カミさんは、一向に減らしてくれない。
そろそろトシだ。食事も徐々に減らして、“痩せたソクラテス”を目指したいのだが、意外とこれが難しいのだ。でもカミさんとも話すが、特に医者からの制限も無く自由に食べられることがいかに有り難いことか・・・・。人間感謝が大切だ・・・。(←これ、あまりに“感謝”という言葉に縁が無い自分に対し、自ら言い聞かせている言葉)
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コメント
新聞紙上の情報から、ご自身の出来事と分析・感想を交えた実に、ためになる軽妙なタッチの文章、感動しました。
人生第三期(60から90)を豊かに健やかに過ごして、大還暦を目指す第四期も視野に頑張りましょう、ともに。
投稿: カトレア | 2009年12月 9日 (水) 14:42
カトレアさん
コメントありがとうございます。赤面の至りです。
60歳を過ぎて林住期まっさかり。「大還暦」という言葉もあるのですね・・・。
別に長生きが目的ではありませんが、いつまでも生き甲斐があれば、それに越したことはありませんよね。
投稿: エムズの片割れ | 2009年12月 9日 (水) 22:08