ブルー・コメッツの「白鳥の歌」
昨日、山中湖の旭日丘で白鳥を見た。別にそれにこじつけたワケでもないが・・・
こんな歌は、もう誰も知らないだろうな・・・
でも自分にとっては、ゴールデンキャストの歌なのである。先ず作詞・作曲が橋本淳・平尾昌章、そして編曲が森岡賢一郎(これ)、歌うのがジャッキー吉川とブルー・コメッツという豪華キャスト!!(と言っても、誰もそうは思わないだろけど・・・・)
歌の題が「白鳥の歌」とは泣かせる。シューベルトの歌曲集「白鳥の歌」と同じ。また自分がこよなく愛する藤山一郎の「白鳥(しらとり)の歌」もある(これ)。でもこの歌はブルコメの「白鳥の歌」なのである。
<ブルー・コメッツの「白鳥の歌」>
「白鳥の歌」
作詞:橋本淳
作曲:平尾昌晃北の入江の 夕ぐれは
悲しいほどに 美しい
あなたの愛の ふるさとね ふるさとねわたしの心に 住んでいる
涙を知らない 白鳥は
あなたのもとへ はばたくの はばたくの
*
はてしない空を 舞いながら
つきぬ愛の 喜びを
あなたに唄う
唄う生命の限り北の入江の さざ波に
ゆられて眠る 白鳥は
あなたのための 朝を待つ 朝を待つ
ふたりのための 朝を待つ 朝を待つ
この歌が発売になったのは昭和43年(1968年)4月25日だという。自分が大学3年のとき・・。当時自分はブルー・コメッツと布施明の歌に凝っていた。それに平尾昌章の作曲にも・・・。それが、何とそのコンビで発売になったのだ・・・。
当時、下宿の近くの家で中学生の家庭教師をしていた。何とも扱いの難しい子で・・。そこに行った時に、このシングル盤があったのをふと思い出した。
しかし(学生の頃を含めて)子供の時の時間軸は、オトナになってからの時間軸に比べて長く感じられる。久しぶりにこんな曲を聴いただけでも、当時の学生時代の頃が色々と思い出される。それに引き換え、大人になってからの時間軸の速さ・・・・
その理由は、生物学的には「代謝」にあるという。子供は代謝が早いから時間を遅く感じ、年を取るに従って代謝が遅くなるので時間を早く感じるのだという。
また「ジャネーの法則(これ)」というのもあって、これは「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」という法則を心理学的に解明したのだそうだ。そうすると、この歌を聴いていた20歳の頃の時間軸に比べて、今は3倍の速さか・・・・。
でも、(売れなかったという)このような歌も、自分にとっては時間軸が長かった(=色々あった)青春の一こまを思い出させてくれる“貴重品”なのである。
今の若い人は、こんな曲をどう評価するのだろう・・・。まあ感想を聞きたくも無いが・・・。(バカにされたら殴りたくなるので??)
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