お寺のトップの呼び名
“ネタ切れ”なので、昔の新聞の話題でも・・・・・
先日の朝日新聞に「ニュースがわからん! お寺のトップの呼び名が色々あるな」という記事があった。近くのお寺には散歩で行っても、宗教団体などに縁のない自分は、こんなことは知らなくても良いのだが、“ヘエー”と思ったのでメモしておく・・・。
曰く・・・
<お寺のトップの呼び名>
「座主(ざす)」~天台宗 延暦寺・高野山 金剛峰寺・真言宗醍醐寺派 醍醐寺
「門首(もんしゅ)」~真宗大谷派 東本願寺
「門主(もんしゅ)」~浄土真宗本願寺派 西本願寺
「貫首(かんす)」~法相宗 興福寺
「貫首は古代の律令制の戸籍を意味する貫籍(かんじゃく)の筆頭人。転じて本山などのトップの呼称となったらしい」
「門主・門首・座主・・・・たぶん、ほかの宗派と区別するためだと思うよ。ちなみに座主とは学徳ともにすぐれた僧のことで、中国では高僧の敬称だった。日本ではまず天台宗トップの称号となり、平安時代から江戸時代まで天皇の勅旨によって任命された。・・・」
「一本化できない?・・実は、明治政府が1872(明治5)年に教部省をつくり、神社や寺院、陵墓などに関する事務を管理した。その時に、各宗に教導職管長を任命し、宗内の取り締まりに当たらせた。トップを「管長」に統一して、国が任命することにした。でも教部省は5年後に廃止された。・・・仏教に神道的な規範を押しつけようとしたことなどで、猛反発が起きたらしい。でも「管長」の名称は残り、今も使っている宗派がある。・・・・・憲法が保障する「信教の自由」のひとつの表れかもしれない。」(2009/10/17付け朝日新聞p2より)
話は飛ぶが、ダライ・ラマ14世が先月30日から11月7日まで来日されており、各所で講演をされているという。世界的に尊敬を集め、多大なる影響力があるダライ・ラマ14世。やはり3歳の時に、ありふれた家庭の子供からダライ・ラマの化身として僧の教育が始まったという。
キリスト教など他の宗教は、それなりのベテランがトップに就く。その点、チベット仏教は特殊。でもそれなりの成果(失礼!)を上げている。
日本の仏教界のトップも、ダライ・ラマ14世のように、世界的に言動が注目される存在だと良いのだが、どの程度の影響力があるか分からない。日本の場合は、チベットと違ってそれほど“問題”があるわけでもないので、名誉職のような気もするが・・・・
(なお今日の記事は“休憩”の記事なのでシマらない・・。ゴメン・・・)
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