「もう一度見たい20世紀の名作ドラマ」ベスト10~「北の国から」のテーマ
今日の朝日新聞夕刊に「TV訪ねてみれば」という記事があり、1996年にフジテレビから放送された「白線流し」の松本市のロケ地について書いてあった。あれからもう13年か・・・。これは見た。もっとも能動的に、ではなくてカミさんに釣られて・・・
そういえば、先日の同じ朝日新聞に、「もう一度見たい20世紀の名作ドラマ」という特集があった。朝日の編集部で選んだ2000年までに放送された187作品について、「もう一度見たい20世紀の名作ドラマ」を3780人に聞いたという。結果、ダントツで「北の国から」が1位だったとか・・・。(2009/11/21朝日新聞b2より)
<もう一度見たい20世紀の名作ドラマ>
①「北の国から」 707票(フジ系1981年~2002年)
②「古畑任三郎」 464票(フジ系1994年~1999年)
③「踊る大捜査線」 430票(フジ系1997年他)
④「太陽にほえろ!」 334票(日テレ系1972年~1986年)
⑤「時間ですよ」 328票(TBS系1970年~1973年)
⑥「俺たちの旅」 325票(日テレ系1975年~1976年)
⑦「阿修羅のごとく」 308票(NHK 1979年~1980年)
⑧「七人の刑事」 307票(TBS系1961年~1969年)
⑨「救命病棟24時」 280票(フジ系1999年~)
⑩「3年B組金八先生」 277票(TBS系1979年~2008年)
<さだまさしの「北の国から」のテーマ>
このランキングをみると、自分は意外と見ていない。刑事ものがそれほど好きでないことが原因?(写真はクリックで拡大)
「北の国から」は、いつだったかレンタルビデオ屋が流行り出した頃、ビデオを借りて全部見た。つまりスペシャル番組を見て、“オリジナルを全部見るぞ!”と意気込んで、夏休みを利用して一気に見た記憶がある。このドラマは、吉岡秀隆と中嶋朋子が段々と成長していくのと同時進行で進むドラマだったが、自分がこのドラマを知ったのは後なので、既にその時は二人は大きくなっていた・・・
中嶋朋子は、「世界ふれあい街歩き(これ)」でいつもお世話になっている(!)、自分が一番好きなナレータだが、二人とも今更説明も不要なほど“富良野から上京して”活躍中である。
「時間ですよ」はご多分に漏れず風呂場のシーンが楽しみだった!? 向田作品の「阿修羅のごとく」は、何度か再放送を見たが、もう一度見たいな・・・。
しかしこのベストテンを制作局で見ると、フジが4つ、TBSが3つ、日テレが2つ、そしてNHKが1つ、という割合。そこには大河ドラマも無い。NHKがこれほど少ないとはどうしたことだろう・・・。NHK崇拝者(?)の自分としては意外だ・・・。
NHKの「蝉しぐれ」は2003年で、21世紀なので対象外だが、松たか子の「藏」(1995年)(これ)は入って欲しかったな・・・。
NHKの作品が少ないのは、真面目なせいかな・・・?でも自分は民放のドラマよりもNHKのドラマの方が好きだな・・・。まあ個人の好き嫌いの問題なので論じても意味が無いが・・・。
でもさっきの「白線流し」といい、現在BSフジで再放送中の「風のガーデン」(これ)といい、心に残るドラマはどれもフジテレビ系とは、いったいどうしたことか。
「風のガーデン」は、前に見たにも拘らず再放送を毎週せっせと録画しているが、「ドラマはフジテレビ」との先入観で、何も考えずにこれからフジテレビのドラマを何か見てみようかな・・。
下手な鉄砲でも、意外と“当たり”が出るかもね・・・。おっと今見ている「不毛地帯」もフジだって・・・。
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コメント
「北の国から」の一位には異論はありません。その他私の好みで加えるならば、「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」「寺内貫太郎一家」などでしょうか。
投稿: 周坊 | 2009年11月25日 (水) 22:07
周坊さん
そうそう山田太一の「岸辺のアルバム」はもう一度見たいですね。何とも懐かしいドラマです。
投稿: エムズの片割れ | 2009年11月25日 (水) 22:39
このリストでいえば、「踊る大捜査線」と「救命病棟24時」を観ていますが、どちらも私の好きなドラマです。意外なのは、どうして「おしん」は入っていないのでしょうか?確かドラマでは史上最高の視聴率を記録していて、この記録は破られていなかったのではないのでしょうか?私なら、山崎豊子の「大地の子」(1995年)と「白い巨塔」(2004年)を挙げておきたいですね!どちらも放送当時ではなく、DVD版で観たのですが、文句なくTVドラマの大傑作だと思います。「白い巨塔」は過去に何度もTVドラマ化・映画化されていますが、私が観たのはフジテレビ開局45周年記念として唐沢寿明主演でリメイクされたバージョンです。リメイクといえば、1966年に放送されて大反響を呼んだというTVドラマ「若者たち」が近くフジテレビでリメイクされて放映されるようですね。このドラマも、放送当時はこのドラマの存在を知らなくて、やっと最近になって(この4,5月にかけて)DVDで全34話を観たのですが、社会派のホームドラマ、当時の言葉でいえば、硬派のドラマですね。たぶんリメイクにあたっては、現代の状況を取り入れて作り変えられるのでしょうが、昔のように若者の熱狂的支持が得られるドラマになるかどうか、お手並み拝見です。
【エムズの片割れより】
朝ドラは対象ではなかったのかな・・・??
「白い巨塔」は自分的には映画の印象が強いですね。田宮二郎が未だに頭に焼き付いています。
ドラマはこのところ、WOWOWドラマにはまっています。全編をためておいて、一気に見る・・・。結構、骨太です。
投稿: KeiichiKoda | 2014年5月22日 (木) 11:54
上位に入っているドラマは男性が好みそうなものが多いですね。私が1番に挙げたいのはNHKで放映された「花へんろ」です。戦争に巻き込まれていく庶民の哀歓がよく描かれていました。お妾さんが本妻さんと同じ家に住み、本妻さんに申し訳ないと一生懸命尽くしていたのが印象に残っています。もっと昔やはりNHKで夕方やっていた「ポンポン大将」まだ主題歌、時々歌っています。飯田蝶子のお婆さん素晴らしかったです。
【エムズの片割れより】
「ポンポン大将」は、名前は聞いたことがありますが、番組は全く覚えていません。「花へんろ」は見たかな・・??
投稿: 白萩 | 2014年5月24日 (土) 14:04
朝ドラと大河ドラマは対象外なんでしょうか?大河ドラマだったら、NHK大河ドラマの「独眼竜政宗」を選びますね。事実、現在NHKプレミアムで再放送中で、もう一度この大河ドラマの傑作を楽しんでいます。
もう一つは、厳密には日曜8時からの大河ドラマではないのですが(NHK新大型時代劇と呼ぶそうです)、1985年から86年まで放映された「真田太平記」を挙げたいですね。池波正太郎原作の傑作ですが、大河ドラマにするには、フィクションの部分が大きすぎるのでしょうか?ところで、伊達政宗と真田幸村とではあまり接点がないように見えますが、実はこの二人は年齢が同じというだけではなく、真田幸村の娘が伊達家の重臣片倉小十郎(重長)へ嫁いでいるとか(この話は「独眼竜政宗」に出てきます)、幸村の二男大八(守信)が豊臣滅亡後、仙台藩の片倉重長のもとで庇護されて生き延び、伊達家の家臣として、仙台真田家の初代となるという、意外な接点があります(真田姓を名乗るのは2代目の辰信から。幸村の子孫である仙台真田家は現在13代目を数えるようです )。「真田幸村」は、次の次のNHK大河ドラマとなることが決定しているようですよ。
【エムズの片割れより】
そうですか・・・。自分が好きだったテレビドラマは、「蔵」「蝉しぐれ」そして今再放送中の「夢千代日記」などかな・・・
投稿: KeiichiKoda | 2014年5月24日 (土) 18:47