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2009年10月24日 (土)

五十肩~最後の(?)鍼治療

3月ごろから発症した自分の右腕の「五十肩」。5月23日から始めた鍼治療(これ)だが、今まで19回通ったが、今日で(勝手に)終わりとした。
自分の通った医院は中国人の女医さんの(主に漢方の)クリニックで、そこに毎週(土)に同じ中国人の若い鍼の女医さんが通ってくる。そこに9月中旬までの16回は、毎週通った。その後は隔週。
状況としては、最初は何も変わらなかった。そして、6回目の6月下旬になって、やっと貼り薬を止められた。それまでは肩が凝って、貼り薬が欠かせなかったのだ。そして7回目の7月初旬、ズボンの左後のポケットからハンカチを取れるようになった。
そして11回目の8月1日頃に急速に良くなって、力が入るようになってきた。そして9月初旬にはぐんぐん良くなった。発症してからちょうど半年か・・・。なるほど・・・。
そして9月中旬から勝手に隔週にした。それで“そろそろ良いか・・”と勝手に「今日でオワリ」と決めた。別にもう治療の必要が無いから止めるわけではない。まあこんなものか・・で、止めた。
今の状況は、右手を後に回すと、ベルトの少し上まで上がるが、それが限度。左手は背中の貝殻骨の上まで行くので、左右で状況は全く違う。でも生活に支障はないし、まあ時間が経つと治るというので、あとは自然治癒に任そうかと・・・

しかし、つくづく“治療の効果”というものは量れない。この「五十肩」は多くの友人が罹っており、ある友人は何もしなかったが、治るのに3年掛かったとか。だいたい半年、と言うのが五十肩の相場だと認識していたが、これは長い。まったく医者に行かなかったせいかも知れないが、分からない。
鍼治療の場合、鍼を打ったから直ぐに楽になる、というものではない。頭痛の薬を飲むと頭痛が止まる、というような“目に見える効果”が、ハリの場合は分からないのである。自分の場合は、「誰かに自分の五十肩を見守ってもらう方が安心」という気もあって通った。「原因不明」と言われる五十肩だが、鍼屋さんは「そんな事はない。原因は分かっている」と断言していたので、それに安心した、とも言える。
しかし五十肩の病状は、鍼屋さん(ハリの女医さん)に聞いても、「人によって千差万別」「3ヶ月位で治る例もあれば、何年も掛かる場合も・・」・・・。つまり、生き死にに関わらない単なる“生活不都合病”なので、治療の要否は自分で判断するしかない・・・。
でも今回の治療で、ハリの現状を知った。鍼治療を受けている人は、ほとんどが女性。この医院で、男性には結局巡り会わなかった。聞くと「男性は少し良くなると、直ぐに止めてしまう」とのこと。それに比べて女性(おばあさん)パワーはスゴイ。実にマジメに通ってくる。隣のベッドから聞こえてくる話は、自分とそう変わらない。つまり効果が目に見えない・・・。それでも女性はキチンと通う。

その鍼屋さんが一貫して言っていた事は「冷やすな。夏でもホカロンで肩を暖めろ」。つまり“血流”なのだそうだ。あまり研究していないが、ハリも神経を刺激して血流を良くするらしい。逆にビールやコーヒーは利尿作用から体を冷やすのでダメとか・・・。他でも体を冷やすものはダメ。
確かに、最近急速に気温が下がっているせいか、寝る時に布団から肩が出ていて冷やすと、肩の調子が悪い。それで前に買っておいた、肩を覆う寝具を使うことにした。これを付けて寝ると、少し寝にくいが肩は冷えないのでOK。

まあ完治までにはまだまだ時間が掛かるだろう。でも五十肩は必ず治る、というので気長に・・・
でも今回の経験を通じて、今後色々な病気になったとき、どう治療を受けるかは、まさに自分で決めるしかないな、と思った。病気の状態は人によって千差万別。薬・治療の効き方も千差万別。でも“自分の”体。納得できる治療を受けられれば、その結果がどうあれ、自分自身で諦めも付くというもの・・・
“ところで今回の鍼治療の感想は?”⇒“ふうむ・・・良く分からない・・・・”←これが結論。
まだまだ続く“我が五十肩”ではあるが、今回の右肩だけで、左肩はカンベンして欲しいな・・・

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今回の「五十肩」は手ごわい・・・
五十肩~初めての鍼(はり)治療

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