仲人のいる結婚式は絶滅寸前!?
またまた(+また?)新聞からの話題で恐縮だが、昨日の日経新聞に「仲人って一体何をするの?」という記事があった。その記事によると、今や仲人をたてる結婚式は1%しかないそうだ・・・。曰く・・・(写真はクリックで拡大)
「・・・そもそも仲人って?」 「・・結婚式に立会い、披露宴で出席者に挙式の報告をしたり、新郎新婦の紹介をしたりする。・・」
「・・昔は「仲人を頼まれてこそ一人前」「夫婦は一生のうちに3度は仲人をするもの」なんて言われたけど。・・・」
「結婚情報誌「ゼクシィ」の調べだと、仲人をたてる結婚式は今は1%なんだって。伝統が残っていたとされる九州でも2%。だから分厚い情報誌を読んでも、仲人の記述はほとんどない。・・・」
「昔は仲人をたてるのは当然だった。会社の上司にお願いした。・・・サラリーマンなら上司っていう雰囲気だった。・・」
「さすが「会社人間」の時代だな。終身雇用が崩壊した今じゃ、会社の人に頼ろうとも思わないし。・・・」 「・・昔の結婚は個人よりも「家と家」の契約という意味合いが強く、両家の間に媒酌人がたって初めて地域社会に正式な婚姻と認められたんだ。戦前だと、仲人をたてない結婚を「野合」とみなして、さげすんでいたそうだ。」
「昔は結婚相手を決めるのは親で、仲人に相手探しや縁談の交渉を頼んでいたものね。恋愛結婚が多数派になったのは、団塊の世代が結婚適齢期を迎えた1960年台後半だったそうよ。・・・」(2009/9/19日経新聞p26より)
このデータからみると、今の若い人は、そもそも「仲人って何?」の世代らしい。
思い出すと、我々夫婦も3回仲人を務めさせてもらった。全員当時の部下だが、式場は良かったな・・。初めてのときは「京王プラザホテル八王子」(1995年)、2回目は「明治記念館」(1996年)、3回目は「椿山荘」(1998年)。たまたま式場が有名所だったのは良かったな。
思い出すと、主賓よりも媒酌人の方が気が楽な面があった。自分は媒酌人の時は、型通りのスタイルでいつも台本を出して堂々と“読ん”だ。これはある先輩が紙を用意しなくて、本番で“絶句”して周囲がハラハラした・・という話を聞き、自分は「読む」と決めた。よって媒酌人の時の失敗はない。逆に、主賓の時は台本を読むわけに行かないので、挨拶で失敗しないようにするのが大変だったっけ。
でも媒酌人の時は、何が何でも「欠席」が出来ないので、体調には注意した・・
でももうその時代ではない。全て思い出の世界・・。今振り返ると、“仲人”は確かに形だけであまり意味は無かったと思う。サラリーマンの場合、もっぱら頼まれ仲人なので、それほど付き合いは続かない。それに仲人だったからといって、査定を歪めるわけにも行かないし・・・
逆にトシを取ると仲人の関係に、弊害が出てくる場合がある。自分は無いものの、ある人は自分が仲人した元部下を永遠の部下だと思って(?)、自分がリタイアした後も現役の部下に色々とちょっかいを出しているという話を聞く。これこそ元部下は迷惑だ。
ともあれ、自分は最近の奥手な“男の子”を見るにつけ、「見合い結婚の絶滅」⇒「結婚の減少」⇒「少子高齢化」の図式が頭に浮かぶ・・・。
民主党は、“子供手当て”と同時に、“媒酌手当て(二人をくっつけた報奨金!?)”ナンテ創ったら良いかもね・・・
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