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2009年7月15日 (水)

「言葉で人を殺す」ということ・・・・

韓国テレビドラマ「ホジュン」を見ているが(ここ)、ホジュンが世話になっている夫婦の、ハマンというおかみさんの口が軽い・・・。自分の感情をストレートに言葉に出すため、きわどいセリフが多く、いつもホジュン夫婦を傷付けている。

人間は、血を出さないで相手を殺すことが出来る・・・、と思う。動物には言葉が無いが、人間は言葉を持っているため、その言葉で相手を立ち上がれなくなるまで抹殺することが出来る・・・。これを「パワハラ」と言うらしいが、自分で気付かないところでそれをしている可能性があるので怖い・・・・。
先の韓国ドラマでも、本人は悪気が無いらしので始末が悪い・・・・。

先日、酒の席で、ある人からのひと言が自分の胸に突き刺さり、ドキッとした。そして言葉の残酷さ(恐ろしさ)をイヤというほど思い知らされた。
その直後、カミさんから「あなたの言葉はキツイ。どれほど傷付けているか分かっているのか」と言われ、またドキッとした。「昼間は何をしているのか?」という主旨の言葉を発した時だった・・・。(後で自分の反省のため、「何と言ったんだっけ?」と聞くと、カミさんは既に忘れていたが・・・)

話はどんどん飛ぶが、昔、よく結婚式の主賓に招かれた。自分が挨拶で言う事は決まっていて、主旨は「ぜひ会話の多い、何でも話せる明るい家庭を築いて下さい」だ。
我が家では、それを実践しているためか自分の口のバルブは先の韓国ドラマのおかみさんと同じく、大幅に緩んでいるらしい。カミさんから「もう少し、考えながらしゃべったら?」と言われるが、なぜか何にも考えずにそのまま口が動いて・・・・。そして結果として相手を傷付けているらしい・・・・。
もちろん甘えはある。自宅なので、何をしゃべっても許される・・・と。そして、何をしゃべっても訂正がきくと・・・。それは大いなる勘違い・・・

いみじくも、先の酒の席で自分にダメージを与えたひと言を忘れずに、自分の“口のバルブ”を閉め直さなければダメだな・・・、と思うこの頃である。(←この記事の主旨は、言うまでも無く、今自分がそう思っていても直ぐに元の木阿弥になるのが“確実”なので、いったん文字にして少しでも忘れなくさせる“無駄な抵抗”なのさ・・・)

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