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2009年7月19日 (日)

韓国ドラマ「砂時計」が終わってしまった

BS11で放送していた韓国ドラマ「砂時計」(これ)が終わってしまった。フト、当blogで前に書いたテレビドラマの記事を振り返ると、記事のタイトルが「**が終わってしまった」で、何か余韻を残している。でもこのドラマは終わってなぜかホッとしている。それほどテーマが重い。裏の政治献金をめぐる闇を描いたこの社会派ドラマが、韓国で最高視聴率64.5%というからスゴイ。
Wikipediaにはこう紹介されている。 「1970年代から1990年代までの激動の韓国現代史を、3人の主人公を通して描写している。特に1980年の光州民主化運動(=光州事件)を韓国のテレビドラマとして初めて扱った。・・・
視聴率は、平均で45.3%を記録し、放映期間中は大変な話題を呼んだ。当時『砂時計』の放映時間になると人々がこれを見るために早く帰宅し、通りが閑散となるという現象を起こし、そのため砂時計をもじって「帰宅時計」と呼ばれることもあった。
ドラマ中、光州事件の実際の映像が使用されている部分もある。これは金泳三政権下でしかできなっかった韓国初公開であった映像である。」

このドラマは、1995年の放送というからもう14年も前のドラマ。それが2006年のBS朝日から始まって色々な局で放送されている。まあ自分もそれで今回見ることが出来た。
そう言えば、前にこのドラマに流れている音楽のことを書いた(これ)。ロシア民謡の「鶴」という曲だが、実際にドラマを見て、この曲は主題歌ではなく、単なる挿入歌だということが分かった。でも重いテーマにこの旋律は良く合っていた。

しかし10数年前の実際の事件(=光州事件)を、ここまでリアルに扱える韓国のメディアは、アメリカと同じで世界でも有数の“自由の先進国”なのかも知れない。(最も、このドラマで、どこまでが事実なのかは分からないが・・・)
翻って、日本ではこの手のドラマはあまり見ない。政治の裏を扱ったドラマはあまり心当たりが無い。つまり日本ではこのようなドラマは流行らないのだろう。それほど日本は平和ボケしている・・・? それとも取り上げるに値しない??
一方、(このドラマにも出てきたが)韓国では徴兵制がある。徴兵制が憲法に書いてあり、19歳で徴兵検査を受けると言う。韓国は北朝鮮とまだ休戦状態にあるというので、日本とは比べ物にならないほど緊張があるのだろう。

本屋に行っても「韓流ドラマ」の本があふれている。韓ドラのロケ地巡りのツアーも人気があるとか・・・・。しかし日本人は、秀吉以降の歴史的な侵略の事実があることも忘れてはならない。その反日感情を体験するためにも、そのうち一度韓国に行ってみたいもの・・・(カミさんは前に行ったことがあるので実現は難しい??)

(関連記事)
ロシア民謡「鶴」の国内唯一?のCD

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