小椋佳の「六月の雨」
6月になって、雨の日が多いような気がする。まあ梅雨も近いので仕方がないが・・・
「六月」と聞くとこの歌を思い出す。小椋佳の「六月の雨」である。
<小椋佳の「六月の雨」>
「六月の雨」
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳六月の雨には 六月の花咲く
花の姿は変わるけれど
変わらぬ心を誓いながら
いくつ春を数えても いくつ秋を数えても
二人でいたいそよ風は見えない 幸せも見えない
愛の姿も見えないけれど
見えない何かを信じながら
いくつ春を数えても いくつ秋を数えても
二人でいたい
「六月の雨」は、まさに自分が小椋佳を知った1972年3月発売の「彷徨」というアルバムに収録されていたが、その前年1971年1月発売の最初のアルバム「青春~砂漠の少年~」にも収録されているので、まさに最初期の歌。
この頃の歌は、自分にとって“宝”だ。「しおさいの詩」「春の雨はやさしいはずなのに」「あの人がいってしまう」「少しは私に愛を下さい」「木戸をあけて」「あいつが死んだ」「うす紅色の」「ぼうやおねむり」「ほんの二つで死んでゆく」 ・・・どれも、何度聞いても聞き飽きない。
アルバム「遠ざかる風景」の解説に、
「ごく親しい友人の結婚式に招かれ、祝辞のかわりに唄うことにさせられました。その日のお祝いに、何か新しいものを創っていく約束でしたが、横着者の僕は結局、その当日まで何もしないで、いざ式に出向く日になって大弱り、あれこれ悩んでいるうちに、雨が降り始めて、その月が六月で、ふと「六月の雨には・・・」
もう、その友人が誰だったのかも忘れてしまった古い話です。」 (09/6/14追記)
とある。なるほど・・・。(歌詞をあまり気にしない自分なので、数十年間聞いてきたこの歌の歌詞を、今頃になってゆっくりと“かみ締め”て、同じ歌を二度楽しんでいるこの妙技・・!)
ふと、この「遠ざかる風景」のCDが欲しくなった・・・。これは1976年10月7日にNHKホールで行われた初コンサートのライブだが、考えてみると、このコンサートのTV番組は録画してあっても、ステレオの音源は持っていなかった。それでまた、つい注文してしまった!・・・(この頃の歌が一番好きだ・・)
「六月の花」と聞くとすぐにアジサイを思い浮かべる。(←そもそも知っている花の名が少ないのだが・・・)ウチの庭のアジサイも、今が満開・・・。(写真はクリックで拡大)
独身時代に散々聴いたこの歌だが、還暦の今になってじっくりとこの詩を読むと、何か“うら恥ずかしい”気分になるのは、まだまだ自分が“枯れていない”証拠かもね・・・
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コメント
はじめまして 検索からきました
さっき聞いてて前に聞いてたのと同じのはないのかと検索していて、、、
私は還暦にあとすこしになってしまいました
小椋佳さんは私の青春です
あまり人には言えませんが、、、。
しらない人には言えてしまいますね。
最近の若い人たちの歌はどうも私には聞けなくてどちらかというと嫌いです。
すみません 突然おじゃましました。
またよらせてください。
【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。自分も小椋佳の昔の曲に青春が重なります。それにしても最近の歌は難しいですね。
投稿: くろねこ | 2010年9月29日 (水) 09:06