サトウハチローの「お月さんと坊や」
会社の帰り、バスを降りると雲の間からくっきりした三日月・・・。
「月」は秋の風情を感じさせるが、春でも良いのでは?
そこで、こんな童謡はどうだろう・・・?サトウハチローの「お月さんと坊や」という童謡である。
<ボニー・ジャックスの「お月さんと坊や」>
「お月さんと坊や」
作詞:サトウハチロー
作曲:中田喜直
歌 :ボニー・ジャックス一日(ついたち)お月さん 象さんのおめめ
おめめのお月さん どんなものを見てた
かわいいぼうやと ぼうやのおじぎ
それから わんわんちゃんの
さよなら見てた三日月(みかづき)お月さん うさちゃんのお耳
お耳のお月さん どんな事を聞いた
かわいいぼうやの おやすみなさい
それから ねんねんようの
おうたもきいた半かけお月さん ぶたさんのおはな
おはなのお月さん どんなにおいかいだ
かわいいぼうやの おうちのけむり
それから おいしそうな
くりやくにおい
サトウハチローのこの童心・・・。実に不思議だ・・・。こんないかつい男が、こんなにも童心に帰れるとは・・・・(失礼!)
歌詞の「わんわんちゃん」や「うさちゃん」も、大人が聞いてもさわやかに聞こえるのは、中田喜直の旋律のせい??
あっという間に“別世界”に連れて行ってくれる歌だ・・・
話は変わるが、今日の朝日新聞夕刊の記事が暗い・・・。明日から4月、入社式・新しい門出の日だというのに・・・。記事のタイトルが涙を誘う・・・。曰く・・
「占師さん“私 会社に残れますか”~中高年男性が急増~弁護士に相談を~頼り過ぎないで」
「新入社員殿“自宅待機 願います”~入社直前、通告相次ぐ~学生“まるで内定辞退の勧告”」(2009/3/31朝日新聞夕刊見出し)
どの会社も大不況で四苦八苦・・・。先を考えると心が真っ暗になるサラリーマンのこの頃・・・
でも、フト、空を見上げようよ。ぽっかりと浮かぶ月。そして、サトウハチローの優しい歌・・・
急激に暗くなった2008年度、そして明日から始まる(到底明るくなるとは思えない)2009年度・・・。
せめて、(「うさちゃん」という言葉に縁のない人は)空でも見上げて心を切り替えないか??(←これは、実は自分に言い聞かせている言葉・・・。トホホ・・・)
(付録)
童謡はやはり女声が良い。という話もあるので・・・
<中川順子の「お月さんと坊や」>
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