東京リーダーターフェル1925の「さすらいの唄」
今日は雄大な男声合唱を聞いてみよう。大正時代の「さすらいの唄」を“東京リーダーターフェル1925”が歌う。さすがに90名の大男声合唱団の歌は、迫力が違う。
<東京リーダーターフェル1925の「さすらいの唄」>
「さすらいの唄」
作詞:北原白秋
作曲:中山晋平
歌 :東京リーダーターフェル19251)行こか戻ろか 北極光(オーロラ)の下を
ロシアは北国 はてしらず
西は夕燒 東は夜明け
鐘が鳴ります 中空に2)泣くにゃ明るし 急げば暗し
遠いあかりも チラチラと
とまれ幌馬車 やすめよ黒馬(あお)よ
明日の旅路が ないじゃなし3)燃ゆる思を 荒野にさらし
馬は氷の上を踏む
人はつめたし わが身はいとし
街の酒場は まだ遠し4)わたしゃ水草 風吹くままに
ながれながれて はてしらず
昼は旅して 夜は夜で踊り
末はいずくで 果てるやら
この唄は古い。大正6年(1917年)、明治座で行われた芸術座第9回公演「生ける屍」の劇中歌で、北原白秋が流行歌に手を染めた最初の曲だそうだ。歌ったのは松井須磨子。我々(=還暦組)にとっては、“懐かしい歌”というより「昔々の唄!」である。
しかし、この男声合唱団はホンモノである。合唱団の公式HP(ここ)によると、
「当団は、ドイツの男声合唱に強くあこがれていた同志社グリークラブ出身の故山口隆俊や、後に全日本合唱連盟理事長を務めた故秋山日出夫などにより1925年(大正14年)に創立されました。以来、たゆみない演奏活動を継続し、本年で創立84年を迎える日本で最も歴史の古い一般の男声合唱団です。」
とある。(1925年創立なので団の名前に1925が付いている・・・)
何とかこの歌のCDを手に入れようと思って調べてみた。合唱団のHP(ここ)によると、「さすらいの唄」は1987年発売の「想い出の青春讃歌 嗚呼玉杯に花うけて(日本コロンビア)GES-11199」というCDに入っているらしいが、当然今は廃盤。手に入りそうもない・・・。Yahooオークションで出ないかと、ここ数ヶ月間たまに見ているが出てこない・・・
確かに、そうそう売れるCDではないが、文化的な価値があるCDなので(?)、細々とでも良いので合唱団自ら少量の在庫を持っていて、我々一般ピープルの希望者に分けてくれると有り難いのだが・・・・。
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コメント
こんにちは。
以下の検索かけただけで
いくつかでてますよ。
http://www.neowing.co.jp/list_from_code_banner.html?key=234292
投稿: ampouie | 2009年3月11日 (水) 14:45
ampouie さん
情報ありがとうございます。見ました。色々とあるにはあるのですね。
一歩欲張って、何とか「リーダーターフェル集」のCDが欲しいものです。
投稿: エムズの片割れ | 2009年3月11日 (水) 23:19