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2009年1月18日 (日)

同期の友人宅を訪問~リタイア後はどうする??

我々1970年入社組は、(全員リタイアしたものの)未だに同期会を行っているが、その同期会の案内メールを機に、独身寮で隣の部屋に住んでいたYの家に、同じ部屋に住んでいたTを誘って遊びに行く事になり、今日行って来た。(当時は6畳に2人住んでいた) 今日はその顛末記である。

訪問の目的(?)は、家を新築したという“敵情視察”と、“主夫業”の視察。
Yはリタイアしてから1年余。その間、家の新築と“日曜大工”の本格バージョンである“DIY(Do It Yourself)”にいそしんでいたという。だいたい自分は、「日曜大工」という言葉は知っていても、「DIY」なんて言う言葉は知らなかった。まあ時間にかまけてどんなものを作っているかが興味の的・・。その結果が、下記の写真。(写真を左クリックすると拡大します)

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家をなるべく引っ込めてウッドデッキを自作。それはもう本格的。CAD(Computer Aided Design=コンピュータでの設計)を駆使して自分で設計し、材料を集め、自作したという。枕木のインテリアや益子焼きの手洗い、手作りのポスト等、それはもう玄人はだしの腕前。おかげで腱鞘炎になったとか・・・。

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家に入ると、玄関口には自作のインテリア。全部自作で、土台は板で作ったものに和紙を貼ったとか。後の板はテーブルをそのまま利用。そしてこの家の“目玉”が特注のステンドガラス。屋上から見える富士山を描いている。
まあ、(子供のことをもう考えなくて済むリタイア後の)夫婦二人用に作った家だけに、楽しみながら自由自在に作った家、という感じがしたピッカピカの家であった。(長年の夫婦共稼ぎのご褒美?)

さてこれからが本題・・。“毎日が日曜日”を1年余続けているYから、どんな生活をしているかの取材である。結果、こんな生活のようだ。
共稼ぎでカミさんが最も忙しい今、「主夫」業は当然。得意料理は、カレー・焼き魚・おでん・焼き肉・・・。だいたい毎週土曜日は、山仲間との趣味の山登り。DIYで家の周囲の製作がほぼ終わったが、忙しい生活らしい。
そして、そろそろ延長戦が終わってリタイア間近のTは、最近ゴルフを始めたという。先生に付いての練習から、そろそろ本格的にコースに出るフェーズとか。Tもゴルフ以外にはあまり材料は無いらしいが、”何とかなるさ”と達観していた。

それらを前提に肝心の自分だが、“毎日が日曜日”対策の結論は、二人は、自分は「ボランティアが合っている」という。
「リタイアすると、『料理の担当は、月水金?それとも火木土?・・・』とカミさんに脅かされている」と言うと、Tは「料理位は出来るようになっておかなくては・・」と言う。Tは今はやっていないが、そうなればやるという。まあ「議論」の末、自分なりに出した結論は、「(月)=カレー、(水)=焼き魚、(金)=おでん、を毎週繰り返していたら、テキ(カミさん)が音を上げて“自分でやるからどけ!”と言い出すだろう・・」←ナンテ甘いかな?
それ以外の時間の使い方としては、自分が「前に、先輩に“他人のために時間を使え”と言われた」と言うと「それだ。我々はエンジニアの端くれ。ボランティアでそれを生かせばいい」とのこと。つまり自分は、“ボランティアで世の中の役に立て・・・”か??

ともあれ、リタイア先輩組の実体(?)を見てきた。でもYのように、確固とした趣味・スタンスを持っているヤツは、むしろ自分たち凡人の参考にはならないかも知れない。それに対して、Tは“どうにかなる・・”がスタンス??
う~ん。まあとりあえず、現役引き延ばし作戦が挫折したとき、“その時、ボランティアで何が出来るか”を、少し探って見ることにでもしようか・・・。

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