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2009年1月20日 (火)

加山雄三の「旅人よ」

先日、橋幸夫の「霧氷」について書いたが(ここ)、同じ頃に売れていた歌手に加山雄三がいた。。これも大学1年のときの下宿部屋、そして洗濯と太陽の光を思い出す。
何のことは無い。休みに洗濯をして日に干していた時に、同じ下宿の友人と、加山雄三の話をした事がまだ記憶に残っているだけのことである。
当時、まさに「君といつまでも」が大ヒットしていた。昭和41年のことである。加山雄三は、芸能人としては珍しくちゃんと(?)大学(慶大法)を出てから東宝に入社している。そんな芸能界スタートは珍しく、まあ“毛並みが良いからだろう”、という話になった。
自分は特に加山雄三が好きなわけではないが、加山雄三から来る湘南のイメージ、若さのイメージは眩しかった。もちろん今でも眩しい。でも加山雄三ももう72歳。それでも未だにイメージは若い。
自分は、加山雄三の歌では「旅人よ」が好きだった。この歌は「夜空を仰いで」のB面として1966年10月の発売だという。

<加山雄三の「旅人よ」>

   「旅人よ」

      作詞 :岩谷時子
      作曲 :弾 厚作
      歌 :加山雄三

    風にふるえる 緑の草原
    たどる瞳かがやく 若き旅人よ
    おききはるかな 空に鐘がなる
    遠いふるさとにいる 母の歌に似て
    やがて冬がつめたい 雪をはこぶだろう
    君の若い足あと
    胸に燃える恋も 埋めて
    草は枯れても いのち果てるまで
    君よ夢を心に 若き旅人よ

    赤い雲ゆく 夕陽の草原
    たどる心やさしい 若き旅人よ
    ごらんはるかな 空を鳥がゆく
    遠いふるさとにきく 雲の歌に似て
    やがて深いしじまが 星をかざるだろう
    君のあつい想い出
    胸にうるむ夢を埋めて
    時はゆくとも いのち果てるまで
    君よ夢を心に 若き旅人よ
    ム・・・・

繰り返しになるが、加山雄三のように「いつまでも若い」という人は羨ましい・・。たぶん相当にエネルギッシュな人なのだろう。それよりも、トシとは関係なく、趣味でも何でもいつでもやる事が多いのだろう。意欲的に生きる人、常に興味が湧く人・・・。
ん?自分・・・? もちろん若いさ・・・←ホント??
でもこの歌のように、“聞いていて心が明るくなる歌”は貴重だよね。

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コメント

エムズの片割れ様
あなた様のブログを読ませていただくのが
毎日の日課のようになっています。
簡潔に程よくおまとめになられた日々のコメントは、自分の毎日の生活の指針になったり、考え方のヒントを与えていただき、本当に感謝しております。
ふとした事からJASRACについて検索してみたのですが、エムズの片割れ様にはたいそうのご負担をして、私共に楽しいブログをご提供なされておられることを知りました。
時に、ご自身の備忘録とおっしゃってご謙遜なされえておられますが、なになに、これに私共は甘えてはならないものと思うところしきりです。
月並みですが、どうぞこれからも健康にご自愛いただきブログを、よろしくお願いいたします。

今日。「旅人よ」好きです。
ありがとうございました。
                冬野 道

投稿: 冬野 道 | 2009年1月22日 (木) 15:38

冬野 道さん

コメントありがとうございます。
いやはや、赤面の至りです・・・。何か、“毎日を意識的に・・・”と始めたblogですが、もう日課になってしまいました。
いつまで続くか分かりませんが、まあ肩の力を抜いて・・・(←力が入っている???)、”長生き”を心掛けたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

投稿: エムズの片割れ | 2009年1月22日 (木) 21:58

久し振りです。
新年おめでとうございます。いつも楽しませていただき感謝しております。
冬野さんと同じ日に大好きな「旅人よ」を聞いたことになり、コメントをと思いました。このレコードは持っていますが、CDはありません。でも井上陽水のカバーもののCDを以前日本に行った時に買ってあったので、このところ毎日車の中で聞いているのですが、彼は歌詞を少し違えてか、間違えて歌っています。「君よ、夢を・・」の「を」が「よ」に聞こえるのです。私の聞き間違いかも知れませんが、なにしろ運転中にしか聞かないものですから。彼なりにはとてもいいのですが、昔に何度も何度も聞いたものは、しっかりと覚えていて、気になります。改めて本家本元はいいと思います。

投稿: 知佐子 | 2009年1月22日 (木) 22:58

知佐子さん

井上揚水がカバーしている事をはじめて知りました。YouTubeで聞いてみましたが、ここでもバッチり“間違って”歌っていますね。
当blogで前に井上揚水の「少しは私に愛を下さい」を取り上げたのですが、そこでも歌詞を間違って歌っており、ヒヤヒヤしました。
ところでメルボルンは、今は真夏ですか?東京は、今が一番寒い時期で参っていま~す。

投稿: エムズの片割れ | 2009年1月24日 (土) 21:03

明日は節分ですよね?        「鬼はそと、福はうち」の気持ちで毎日いるのですが、鬼の多いこと。真剣に気にしていたら疲れて身が持たないでしょう。身がもたないと言えば、ここのところのメルボルンの猛暑には参ります。連日40何度でした。自宅でも草木は焼かれて葉っぱは茶になりました。一週間前の姿はありません。これでは山火事は当たり前。更に火を放つ人がいれば・・・酷いです。毎年ですから。
今日も暑いし明日も、ズーっと今週は暑いのですが、30何度ならどうにか大丈夫です。ここは湿気が少ないですから。
陽水のYouTube今から聞いてみます。

投稿: 知佐子 | 2009年2月 2日 (月) 20:30

節分は4日ですよね。         明日は豆まきの日でした。       やってみようかなぁ。でも豆撒きしたあとに食べるんだったら、できない。    売っていないもの、それ様の豆なんか。 豆を買って来て、更に自分で煎ってまではねぇ。ピーナッツでもいいかな?なんて。
ところで”YouTube”削除されたようです。

投稿: 知佐子 | 2009年2月 2日 (月) 21:17

加山雄三の歌の中で一番好きな「旅人よ」のことを記事に
しようと思ってウロウロしていたら、ここに連れてきてもらいました。
本当に不思議な「ご縁」を感じています…

ここにupしてあるバージョンが最も好きです。
参考にさせて頂いて、私も自分の
「旅人よ」の文章をまとめようと思います。

いい記事に出合せて下さって、有難うございます。

【エムズの片割れより】
最近は、結構検索サイトで当サイトが引っかかるらしいです。どのような基準で引っかけているか分かりませんが・・・。
でもこの歌を聞くと、何か清々しいというか、心が若くなりますね。

投稿: alfmom | 2010年12月16日 (木) 20:29

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