今日は「いい夫婦の日」!?
今日11月22日は、ゴロ合わせで「いい夫婦の日」なんだそうだ。今朝の朝日新聞の「天声人語」・・・・。何とも指摘が「真実」であるだけに、読んでいて哀しい・・・。曰く・・・
「天声人語」~朝日新聞(2008/11/22)
「面白くないと嘆く男性もおられようが、お年寄りの場合、夫を亡くした妻は寿命が延びて、妻を亡くした夫は寿命が縮む傾向があるらしい。夫とは、妻に頼りきる重荷でしかないのだろうか。そっと胸に手を当ててみる、きょう「いい夫婦の日」である。11月22日の語呂合わせから始まって、今年で20年になる。だが、この時期に公表される各種の「夫婦調査」は、しばしば夫を意気消沈へ誘う。お互いの気持ちはすれ違って、夫から妻への「片思い」が多くなっているようだ。たとえば「夫婦一緒の時間を充実させたい」と思う夫は増えている。ところが妻の方は減り続けている。熟年の夫婦では15%の妻が、夫に「嫌悪・不愉快」を感じていると聞けば、小春日和も少し曇る。そうした理由の一端を、田辺聖子さんの随筆に教わった。定年やらで人生戦線を縮小し始めた男と、これから戦線拡大をもくろむ女の違いのためらしい。自分の砦に立てこもる夫と、残りの人生を楽しもうとする妻の、軋(きし)みあいのようである。夫は別荘が欲しいと夢見るが、妻は別荘まで行って家事などまっぴら。心安い友達とリゾートホテルの方がずっといい。「オジサンは司馬遼太郎を読み、オバサンは渡辺淳一を読むようになる」などと、人間通らしく田辺さんは観察する。心のすれ違いに特効薬はなさそうだ。「亭主元気で留守がいい」と言う。「女房元気で・・・・」ぐらいの生活技術と独立心を、まずは夫も備えたい。すきま風には早めの目張りを。暖かい冬を迎えるには「片思い」では心もとない。」
初老の自分に、このコラムの“ひと言ひとこと”が突き刺さる。特に「オジサンは司馬遼太郎を読み、オバサンは渡辺淳一を読むようになる」・・・・という指摘には、「司馬遼を読んで何が悪い!!」と息巻きたいが、それでどうなるものでもない。
でも考えてみると、この論は目新しくも無く、昔から言い尽くされていたこと。ただそれを、再度ズバリと言われたから“気になった”だけ・・・(かのデール・カーネギーは「誤りを指摘しない」と言っているけど・・・・(ここ))
サーテ、今日も天気が良い。カミさんの“ご機嫌取り”に、犬と散歩にでも行くか・・・!?
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コメント
一番大きな原因は、仕事を失くした男が、することを見失ったからではないでしょうか。
女房の顔色なんか窺わず Going My Way でいきましょう。
と、偉そうなことを言いましたが。
とにかく、ここまでくると女も強くなりますね。
萎びた男に浮気の心配は無いし・・・。
投稿: toriaezu3965 | 2008年11月23日 (日) 09:53
toriaezu3965さん
男は仕事が無くなると大きな病気をするといいます。そうならない為に、ボランティアでも探そうとは思っていますが・・・
延長戦中の会社も、世の中と同じく大変なのでありま~す・・・。
投稿: エムズの片割れ | 2008年11月25日 (火) 22:30
NHK深夜便で今朝亀高素吉の話を聞いて、検索してこのエムズの片割れを見つけました。11月22日は私の誕生日で、60歳になりました。先月退職して今ハローワークにいっています。仕事がなくなると確かにいろいろと大変ですね。特に精神的に現在不安定です。
今後時々お邪魔すると思いますのでよろしくお願いします。
投稿: RYO | 2008年11月26日 (水) 07:00
RYO さん
コメントありがとうございます。
実は私は定年恐怖症なのです。でも世の中、こんなになってしまって、仕事では大変な時代です。
私は1歳年上ですが、この夏に高校の同窓会がありました。出席者約30人中、まだ会社勤めをしていたのは、自分の外では一人だけ。あとはもう全員年生活に入っていたのでビックリしました。
投稿: エムズの片割れ | 2008年11月26日 (水) 23:02