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2008年11月 4日 (火)

全日本剣道~一瞬のスキ

昨日、何となくTVをつけたら、剣道の試合をやっていた。剣道の第56回全日本選手権の決勝戦だった(2008/11/3)。その緊張感、一瞬をつく試合に、「時間」というものの不思議を感じた。

試合は、10分の制限時間を越えて時間無制限の延長戦に入り、19分58秒に、上段の構えの正代賢司選手が、若生大輔選手をメンで破って優勝した。(ここ
自分はもちろん剣道など全く分からない、でも解説者が言っていたように、広い日本武道館が緊張でシーンと静まり返り、まさに固唾を呑む・・・。
素人目には、終始、中段の構えの若生選手が喉元を攻めて押しているように見えた。そして、上段の構えの正代選手が、メンを片手で打って、入ったか?と思っても審判は動かない。素人の見る「当った」のと、審判の見るメンが入ったのとは、どうも基準が違うらしい。
チャンバラ映画の、侍が睨み合って「スキ」を窺い、一瞬を突いて勝負が決まるのは、剣道の試合と同じ。真剣だったら、まさに命が懸かった緊張だ。
そして一瞬、パーンという音と共に、どよめきと白旗が二つ・・・・。そして、試合後、面を取ると汗びっしょり・・・。

悠々と流れる時間(別にリタイア後、という意味ではないが・・・)。そして、何のスポーツでも同じかも知れないが、“一瞬”に賭ける勝負。その時間の対比を、何か感慨深く感じてしまった。

剣道か・・。そう言えば、下の息子が小学校に入る前に剣道をしていたっけ。胴着一式を買い、剣道場に通った。そして家に会社の人が来ると、得意になって剣道着姿を見せていたっけ・・・・・、ナンテ思い出した。

そう言えば、自分だって剣道はしたことがあるゾ・・。
高校の時、体育の時間に剣道、柔道が必須だった。初めて身に付けた剣道着。先生が、胴を空けて「打て!」と大きな声。自分は夢中になって「ドウ!」と打った!(つもり・・)。そしたら「イテー!」と先生・・・・。(ムリだよね。自分は、メガネを取って剣道の面を付けているので、先生の胴がどこにあるか、見える訳ないものな・・・)

上段の構えの優勝は25年ぶりとか・・・。良く分からないが、「一瞬」を堪能した(?)TV観戦であった。

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