韓国ドラマ「チュモン(朱蒙)」が終わってしまった
BSフジで放送されていた韓国ドラマ「チュモン(朱蒙)」がとうとう今日で終わってしまった(ここ)。全81回。まあ自分も良く見たものだ。しかしこれは良く出来たドラマだった。当blogで前にも書いたが(ここ)、紀元前1世紀頃の「高句麗」建国の物語。
ラストシーンは、主人公(チュモンとソソノ)が別れ別れになって少し残念だが、まあ事情(権力の争奪戦)を考慮すると仕方が無いか・・・。ラストシーンで、腹心の鍛冶職人(モパルモ)を、新たに建国のために去って行く王妃ソソノに与えたのは立派。今までの労と、これからの苦労のために、あえて(無くなってしまう)金品ではなく、「技術」を援助したということ。
このドラマでは戦争(=チャンバラ)のシーンが多かったが、朝鮮のチャンバラは日本のチャンバラと違って、まるで体操の床運動のような動き。くるくる回転するかと思うと、宙返りをしたり・・・。まあ本当かどうかは別として、日本のチャンバラよりも役者は疲れるだろう。
それと、映画と違ってCGを使っていないせいか、戦争場面の参加者が少ないので少し寂しいのは仕方が無いか・・・・。
それにしても、舞台が紀元前1世紀の割に、韓国は文明が進んでいる(?)。キリストの時代の映画は、舞台が西洋・中東という事もあるが、着るものや建物が大雑把? それに比べ朝鮮の建物は立派。服装も・・。俳優が、よく白い息を吐きながら演技していたが、当時も寒かったので“耐寒の文化”は発達していたのだろう(?)。まあ、時代考証をどこまでしたか・・・はあるが・・。
それにしても、全81回は長かった。日本の大河ドラマも50回くらいなので、81回は長丁場。最初は全60話でスタートしたらしいが、途中で20話の延長が決まったという。しかし、視聴者を飽きさせず最後まで引き付けていたのは凄い。また、主役であるチュモン役のソン・イルグクは、前に見た「海神」では暗殺者役だったが、よほど高句麗の建国が大変だったと見えて(?)、「海神」同様、(若い頃は別として)殆ど笑うシーンが無かった。まさに、やっと終わって“お疲れさま・・”である。
ラストのナレータによると、チュモンは享年40歳でこの世を去り、王の座を息子に譲ったとか・・・。なんという若さ・・・。
自分は、韓流ドラマでは「海神」とこの「チュモン」を見たわけだが、それに続く韓国歴史ドラマを見たいが、みんな放送済みで番組が見つからない・・・。かなり高視聴率の歴史ドラマが今まで沢山放送されたそうだが、これに続けて見たいもの・・。何とか過去の名ドラマの再放送が新たに始まると良いのだが・・・・
・・・と思っていたら、この放送の最後の「予告」によると、2009年2月4日から「風の国」というドラマが始まるらしい。チュモンの孫の話。その孫を、またチュモン役のソン・イルグクが演じるという。今年、韓国で放送中とか。でも楽しみだな・・・。見るぞ!!
| 0
コメント