大人に贈りたい絵本~「100万回生きたねこ」
当blogが好きな「ベスト10」シリーズ。今回は「大人に贈りたい絵本のベスト10」である。
日経PLUS1の「何でもランキング」に「大人に贈りたい絵本」という特集があった。(日経2008年11月22日)
それによると、1位は佐野洋子著「100万回生きたねこ」(これ)だという。
<「大人に贈りたい絵本」ベスト10>
①「100万回生きたねこ」(講談社) 375
②「賢者のおくりもの」(冨山房) 325
③「急行「北極号」」(あすなろ書房) 315
④「サンタクロースっているんでしょうか?」(偕成社) 285
⑤「ちいさなあなたへ」(主婦の友社) 275
⑥「さむがりやのサンタ」(福音館書店) 270
⑦「たいせつなこと」(フレーベル館) 255
⑧「木のうた」(ほるぷ出版) 235
⑨「よあけ」(福音館書店) 220
⑩「グロースターの仕たて屋」(福音館書店) 215
(日経2008年11月22日)
「1位の「100万回生きたねこ」は絵本作家やエッセイストとして人気の佐野洋子さんの代表作で、初版は1977年。累計販売数は・・・166万冊のロングセラーだ。主人公は百万回死んで百万回生き、百万人の飼い主に愛された虎猫。自分以外を愛することを知らなかったこの猫が、好きになった白猫を亡くして初めて、愛や命の大切さに気付くという物語。・・・」
自分は絵本は殆ど読んだ事が無いので、門外漢だ。それを、この記事を片手にカミさんが「そうでしょう・・?」と言う。・・・と言うのは、今年の5月連休に北京に行った際、北京の本屋で中国語版の「100万回生きたねこ」をたくさん買い込み、重い思いをして持ち帰った事があるから・・・。それは同じ中国語教室の人へのお土産だという。知らなかった自分は「絵本など大人が貰っても仕方が無いのでは?」と言ったものだ。
しかしこの記事を読んで、ミーハーな自分はやっと読む気になった。まさにアッという間に読める。詩のような、またはお経のような心地よい繰り返し・・・・。それでいて、読み終わると暖かく残る余韻・・・・。言葉が少ないだけに、かえって奥深さを感じる・・・
なるほど、それで大人の「早めのクリスマスプレゼント用に・・・」という薦めのようだ。この絵本は、「愛する人へ」「愛や命について考えさせられる一冊だけに、子供が生まれたばかりの家族や新婚夫婦にもおすすめできる」らしい。
もうすぐ12月。クリスマスの季節だ。
100万回とは言わない。もし1回でも生まれかわって若い時に立ち戻れたら、この「100万回生きたねこ」を誰かにプレゼントするかもね・・・
(2015/03/11追)
<朗読~「100万回生きたねこ」>
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