今夜は十五夜・・・童謡「十五夜お月さん」
今夜は「十五夜」だという。いわゆる「中秋の名月」である。
実は、我が家では「十五夜」は重要な日なのである。なぜか?年に一日しか販売されない「お月見だんご」を買わないといけないので・・・。
我が家のこの風習(?)の歴史はもう10年以上前からだ。たまたま近くの菓子屋で十五夜限定のだんごを買い、これは美味い・・と、毎年買うようになったもの。今日もカミさんが買いに行った。いつもの通り、ススキもくれる。(日野駅前、日野市豊田の「紀の國屋」(ここ))
それにしても、毎年「何日に“だんご”が売られるのか」が分からない。毎年「十五夜」の日が変わるから・・・。今年も「紀の國屋」に電話をして確認してしまった。そして、どうしたら来年の十五夜の日にちが分かるのか、Netで見たら、こんな事らしい・・・。
「旧暦の8月15日を「十五夜」「中秋の名月」といいます。「中秋の名月」とは"秋の真ん中に出る満月"の意味で、旧暦では1月~3月を春、4月~6月を夏、7月~9月を秋、10月~12月を冬としていたことから、8月は秋のちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。
現在用いられている新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。」(ここから引用)
「月見(つきみ)とは、狭義には、太陰太陽暦(旧暦)の8月15日(十五夜)と9月13日(十三夜)の夜の月見を指す。旧暦の8月15日を「中秋」と呼ぶため「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」ともいう。・・・
十三夜は日本独自の風習であり、・・・。十五夜と十三夜どちらか片方の月見しかしないのは「片月見」または「片見月」と言って嫌われた。」(Wikipedia)
とある。では「十五夜」と「十三夜」は新暦で何月何日だ? それには便利なサイトがあって、旧暦を新暦に直してくれる(ここ)。それで計算した結果が下記だ。(ここにメモしておくことで、来年になっても、何日に“だんご”を買いに行くべきがが分かる。~blogは備忘録である)
(十五夜) (十三夜)
2007年 9月25日/2007年10月23日
2008年 9月14日/2008年10月11日
2009年10月03日/2009年10月30日
2010年 9月22日/2010年10月20日
2011年 9月12日/2011年10月 9日
2012年 9月30日/2012年10月27日
2013年 9月19日/2013年10月17日
2014年 9月08日/2014年10月 6日(閏11月5日)
2015年 9月27日/2015年10月25日
2016年 9月15日/2016年10月13日
2017年10月 4日/2017年11月 1日
2018年 9月24日/2018年10月21日
2019年 9月13日/2019年10月11日
2020年10月 1日/2020年10月29日
2021年 9月21日/2021年10月18日
話は変わるが、前に童謡の「十五夜お月さん」の記事を書いた(ここ)。そこで、子供の頃に家にあったSP盤の「十五夜お月さん」の音をもう一度聞いてみたいと書いたが、それらしき音源が見つかった。
先日(08/9/5)のNHKラジオ深夜便「海沼実の歌の世界」で、川田孝子の「十五夜お月さん」が放送された。それを聞いて、「もしかすると、自分の記憶の引き出しに入っている昔聞いた“十五夜お月さん”は、これかも知れないな・・・」と思った。少し聞いてみよう。
<川田孝子「十五夜お月さん」>
「十五夜お月さん」
作詞:野口雨情
作曲:本居長世十五夜お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇(いとま)とりました十五夜お月さん
妹は
田舎へ 貰(も)られて ゆきました十五夜お月さん 母(かか)さんに
も一度
わたしは 逢ひたいな。
(『金の船』大正9年9月号。原題は、『十五夜お月』)
色々調べてみると、川田正子のSPは有名だが、JASRACの作品データベースに川田孝子の「十五夜お月さん」は載っていない(ここ)。しかし「花嫁人形」との組み合わせでコロムビアから確かに出ている。(Yahooオークションにレーベルの写真付きで出ていた) たぶん昔の自分の記憶はこの川田孝子か川田正子なのだろう。まだ聞いていない川田正子の昔のSPも、どこかで聞いてみたいものである。
さーて、今晩は月が見えるかな???
(写真は、常磐道中郷SA(上り)の「十五夜お月さん」の石碑)
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コメント
十五夜ですね!
昔はいろいろお供えを作って、テーブルの上においていましたが....
最近は簡単に。
でも、すすきと、お酒は欠かせませんね!
投稿: ipod | 2008年9月14日 (日) 21:43
今日は素敵な月が出ています。
私が小さい頃、父が、よくこの歌を歌っていました。
その少し寂しげな様子に、「お父さんになっても、お母さんが恋しいのかなぁ?」と不思議だったのですが・・・今では分るようになりました。
投稿: 雫 | 2008年9月14日 (日) 22:16
ipodさん
コメントありがとうございます。
昔はススキはどこにでもあったのですがね・・・。
最近は色々な風習が無くなりました・・・。
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雫 さん
さっき犬を連れて夜の散歩に行ったら、雲の間に満月が見えました。でも直ぐに雲の陰に・・・。
まあ一目見えたのでよしとします。この歌も、なかなか情緒があって良いですね。
投稿: エムズの片割れ | 2008年9月14日 (日) 22:33
9/14は、私も東京の空で「中秋の名月」観ましたよォ~!
おぼろげに朦朧としてましたが~綺麗な満月でした~♪
投稿: 花舞 | 2008年9月17日 (水) 21:26
花舞 さん
八王子では、お月さんも恥ずかしいらしく、ちょっとだけ満月の顔を見せました。
投稿: エムズの片割れ | 2008年9月17日 (水) 22:08