意外と多い「共働き」の家庭
今朝(08/8/18)の朝日新聞朝刊の「声」の欄に、「結婚して痛感 不便な手続き」という投書があった。曰く・・・
「この春、結婚して名字と住所が変わりました。銀行の口座や運転免許証の変更をしようと色々調べたところ、ほとんどが平日の昼間に、しかも、本人が直接出向かないと変更できないことが分かりました。・・・・
結婚して初めて知った社会の一部システムが、こんなに不便だったのかを思い知らされました。共働きが家庭が増えています。月に1回でいいのです。平日の夜まで延長する窓口がもっと増え、こういった手続きが、仕事帰りに手軽にできるような社会になって欲しいものです。」
この話は実にもっともで、誰もが感じていること。特に官庁は、概ね顧客志向が無いようで、この様な対応は普通だ。(でも流石に社会保険事務所だけは、夜まで開く日を設定しているし、自分が使っている銀行も外資系なので、夜まで窓口は開いている・・・)
そう言えば、昨日の新聞に共働き家庭の統計が載っていて、意外に共働きが多いな・・と思ったっけ。・・・と、新聞をひっくり返したら出てきた。日経(08/8i/17 P9)「エコノ探偵団」という記事の一部に載っていた「共働き世帯数は増加傾向」というグラフである。
この出典として「男女共同参画白書」とあったので、Netで検索してみたら、あった(ここ)。これを見ると、昨年(H19年)で、共働きは54%(専業主婦が46%)だという。これを多いと見るか少ないと見るか・・・
グラフは、1991年(H3年)に共働きが追い付き、翌年逆転して2000年頃までは半々で推移したが、2000年代になってから徐々に共働きが専業主婦との差を開いて行った事を示している。これは、まさに若い人の家庭が共働きが多いためだろう。原因は、安月給のためと、女性が家庭に入らなくなった?
カミさんに言わせると、それには“爺婆”の支えが大きいらしい。近所だから・・・を通り越して、今では新幹線に乗って、若夫婦の家に応援に行くとか・・。若夫婦もそれを期待しているので、うまく回っている??
前に誰かが、「今の団塊の世代は、親の面倒を見る最後の世代であり、子供から面倒を見てもらえない最初の世代」と言っていた。これは「損な(ワリに合わない)世代」と指摘しているのだろうが、我々当事者は、意外とそうは思っていない。自分も含めて、親の面倒はある意味「当然」と捉え、また「子供の世話になる」という気持ちも少ない。それらを、初めから「当たり前」と捉えている世代なのかも知れない。
子供は、共稼ぎだろうが何だろうか「一人で自立して生活していてくれたらそれで良い」と思い、「自分たちだけは、出来るだけ子供の世話にはならない(迷惑は掛けない)」と思う・・・。
その為には、何が必要だろう・・・。 金だけではないな・・・。先ずは最大のピンチである“片方が欠けない”ため、夫婦健康が何より大事だろう。その為に・・・・
「メイ子(愛犬)!! 散歩にでも行くか・・・」
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